2012年1月23日 (月)

可愛いはつくれる!?

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以前、化粧品のCMで「可愛いはつくれる!」という

コピーを聞いて愕然としたことがあった。

同じようにテレビを見たまま凍りついた男性諸氏も多かったと思う。

可愛いの定義は、先天的および遺伝的なものに内包していて、

フィットネスやジム、美容エステに通っても、

その努力は肉体的なものを追及した別次元、

可愛いは持って生まれついた者だけに、そう簡単には

手に入れることはできないはずと信じていたからだ。

 

それが化粧ひとつで、文字どおり可愛く変身してしまうのである。

もしくは化けてしまうのである。

 

可愛いが一部の人だけの特権であったものが、

あのCMで一般に解放された歴史的瞬間だったのだ。

まさに可愛いの革命。

 

以後、可愛いという言葉は特別な意味を持たなくなり、

ゲームのキャラクター、携帯電話の着信音、先の丸い靴にまで、

可愛いが使われるようになったと結論づけるのは言い過ぎか。

 

さて何故、可愛いについて考えたのかというと、

今マトリョーシカ制作の真っ只中。

可愛いマトリョーシカは何ぞやという疑問が沸いたからである。

 

だいたい初めてマトリョーシカを見る人は、

十中八九、見るやいなや「可愛い!」を連発する。

それが作家もの、工場ものでも、絵が稚拙、芸術的でも、

そんなことはまったく気にしている様子はない。

 

つまりマトリョーシカ=可愛いという回路に繋がっているのだ。

可愛くつくることを意図していない作品にまで、

可愛いの一言で片付けてしまうのだから、

それではつくる側としては少し淋しい。

 

そこで逆転の発想で、自分なりの定義する可愛いは何かと

試行錯誤してつくったのが上の写真である。

一般的に可愛いと呼ばれるものは単純化されている。

キティーちゃん然り、ミッフィー然り、チェブラーシカ然り。

単純なものほど、目や口の位置、大きさや角度で

全然印象が変わってしまう。

ほんの1mm違うだで大人の顔になってしまうのである。

 

究極の可愛いは、単純化されたもの。

今回は名だたるキャラクターのデザインの深さに眩暈を感じた次第。

 

そのうち化粧品のCMで「可愛いはシンプル!」という

コピーが発せられるかもしれない。

 

(店主YUZO)

1月 23, 2012 店主のつぶやき | | コメント (0)

2012年1月16日 (月)

風邪をひいたマトリョーシカ

  

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年明け早々に風邪をひいたみたいで、すこぶる調子が悪い。

来月にマトリョーシカ展を控えて、最後の追い込みだというのに、

この体たらくには困ったものである。

 

この休日は床に臥しながらも、時折食卓に向かい

マトリョーシカの色付け作業。

ちなみに私には工房など無いゆえ、食卓が作業場を兼任。

根をつめて少々疲れが出てきたと身体が訴えてきたら、

床に戻るの繰り返し。

 

自分が著名な工芸家であれば、このような態度は

妥協をゆるさぬ創作意欲に写って、聞こえが良いが、

実際はマトリョーシカ制作に生活がかかっていない、

名声を得ているわけでもない、謂わば道楽そのもの。

床を出たり入ったりする様は、干潟に住む蟹のようで、

呑気の極みである。

 

何ゆえ風邪をひいてしまったのだろうと、

思いを巡らしているうちに、

ふと流行した風邪の名前に、スペイン風邪、

香港型、ソ連型があったのを思い出した。

 

当然、自分が罹っているのはソ連型と勝手に決めつけ、

パソコンで調べてみた。

ソ連型が流行したのは1977年から1978年の1年。

今から30年以上も昔の話である。

しかも世界的に広まったのではなく、

ソビエトだけの局地的な流行だったらしい。

原因はソビエトの研究所で保管されていたウィルスが、

何らかのかたちで外に流出したという見方もあるとしか、

書かれていない。

後にも先にも、それのみ。

情報統制を敷かれた国家体制ゆえ、不明な点が多すぎて

詳細な内容を書くための資料が少ないのだろうか。

 

症状、処方箋、ウィルスの潜伏期間について知りたいのに、

足の小指に蚊が刺したようで、むず痒くて口惜しい。

 

ということで自分はソ連型の風邪に侵されていると信じて、

咳き込み胸をおさえながら、雛のマトリョーシカを完成させた。

病に罹っていると極楽浄土のごとく、

色彩がきらびやかになるのは偶然か。

この極彩色が今の私には心地よい。

(店主YUZO)

1月 16, 2012 店主のつぶやき | | コメント (0)

2011年12月14日 (水)

コブロフさんHAPPY BIRTHDAY!(後編)

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さて誕生日の当日。

集まったのはコブロフ夫妻、ロシアンティの店長、チェリパシカ氏

グラフィック社の担当者、高島屋の担当者、ロシア語通訳者など

合計9名。

歓談するには、程好い人数である。

 

場所は神田にある日本風な個室の居酒屋で、

時代劇にたとえるならば照明が暗く、悪代官と強欲商人が、

「御主も悪よのう」と、密談に使いそうな雰囲気の部屋。

ここで日露でマトリョーシカ談義に花を咲かせる算段。

さらにロシア語でお誕生日おめでとうの言葉も練習したし、

それぞれプレゼントも用意してきたし、

盛り上がることは陽の目を見るより明らかと、

ひとりごちになる私。

 

また日頃、「テレビでロシア語」での成果を試すときでもある。

拙いロシア語で、みんなからオーダーを取るも、

コブロフ夫妻には大受けし、

「10月に会ったのは、別の人だったんじゃないか」

と冷やかされ、コブロフさんも対抗して覚えた日本語を披露。

「オオキイ。チイサイ。アリガトウゴザイマス。コレ、カワイイデス」

ふと思えば、マトリョーシカを説明するときに使う言葉ばかり。

今度は、チェリパシカ氏と私が大受けする。

 

それからはロシア語、日本語、英語が飛び交う

カオス的な状態に変わり、御主も悪よのうというより、

明治維新もしくは戦後直後の混乱期のようで、

さらに酒の勢いも手伝って、

何を話しているかわからないハイパー会話が続く。

何だか、へらへら坊ちゃん化して、とても愉快。

 

ロシア語通訳の女史は最初の「地球の歩き方」の

編集に従事した権威のある方で、発音には手厳しい。

Л(エル)とР(アール)の発音がなっていないと、

即席のロシア語練習が始まったりと、

こちらもハイテンション。

酔っているときの巻き舌というのは、

寿限無、寿限無と3回繰り返すより難しい。

愉快。愉快。

 

気づくとコブロフさんは焼酎が甚く気に入ったらしく、

麦・米・芋の利き酒を始めている。

このとき、芋(薩摩芋)を説明するのに苦心して、

赤いじゃがいもだの、スィートポテトの原料だの、鹿児島の芋だの、

ビーツの仲間だの、好き勝手に名づけて説明する始末。

あとで知ったのだが、ロシアでは薩摩芋が栽培されていないため、

赤い肌の芋は見たことがないということ。

ちなみにコブロフさんの舌に合った焼酎は、芋・麦・芋の順。

 

また今回、判明したのだがコブロフさんはウォトカが嫌いらしく、

最初にこちらが気にして頼んだものの一向に飲む気配がない。

チェリパシカ氏によると、これはとても重大な発見で、

ウォトカが嫌いなロシア人に出会うのは、

砂漠でイルカを見つけるぐらい難しいのこと。

愉快。愉快。

 

そしてプレゼントタイムでは、

タイで買った台湾製のロレックスを筆頭に、スペインのキャンディ、

ロシアのタビトモ会話帳、花束、匠仕様の彫刻刀セットなどが、

渡されて、とてもご満悦の様子。

 

そして宴もたけなわとなり、コブロフさんからのお礼の挨拶が。

「本日は、私の誕生日に駆けつけてくれて本当にありがとう。みなさんに祝ってもらった、この時間が一番のプレゼントです。そして宝物です。みなさんと出会えたことがとても嬉しく、この友情がいつまでも続くことを祈ります」

 

こんな挨拶をされたら来年も誕生パーティをしなければなるまい。

今度はひと肌脱いで、桜吹雪を舞い上がらせて、

ひとつ店を借り切ってやるかな?

コブロフさんも粋を心情にしているのだと思った次第です。

  

 

註・店が暗すぎてパーティの様子が撮影できなかったので、

ロシアNO.1ビール「バルティカ」の写真にさせていただきました。

やはり、密会部屋は撮影ご法度の明るさなのね~

(店主YUZO)

12月 14, 2011 店主のつぶやき | | コメント (0)

2011年12月12日 (月)

コブロフさんHAPPY BIRTHDAY!(前編)

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12月8日。

太平洋戦争開戦の日、もしくはジョン・レノンが殺された日。

人それぞれにこの日には想いがるだろうが、

実は木の香でも人気のマトリョーシカ工房主

セルゲイ・コブロフさんの誕生日でもある。

 

3年程前から年末にデパートのクリスマス催事で来日している

コブロフさんであるが、いつも自分の誕生日は仕事が重なっていて、

ここ数年満足に誕生日を祝ってもらったことがないらしい。

今回は仕事も休みになっているので

盛大に祝って欲しいとメールがあった。しかも英語で。

 

ロシアにいった際には世話にっているのに、

これを適当な理由つけて断るのは粋ではない。

それに異国の地で、慣れない店頭販売や実演で

毎日を過ごすのは、精神的に辛いだろうし、

ここは日本男子たるや、ひと肌脱がなければ男が廃る。

何度も書くが、私は粋を心情としている男である。

 

すぐに学生時代に英語偏差値40だった頭脳が

ショートして煙が上がるぐらいフル回転させて、

ここは大船にのった気持ちで、私に任せてください、

ゆかりの人々を呼ぶので盛大に誕生日を祝いましょう

といったニュアンスの文章をこしらえた。

 

思い返せば、英語で手紙もメールも書いた記憶がない。

自分の英語表現に関する情報源は、

ロックやソウルの歌詞のみなので、

それらの印象的なリリックを繋げ合わせた不思議な

文章に必然的になってしまう。

 

たとえば、コブロフさんの仕事の状況をきくのに

ビートルズの「ハード・ディズ・ナイト」かせ拝借して

Have you been working so hard like a dog ?と書いたり、

楽しい夜を過ごそうはローリング・ストーンズの曲そのままに

Let spend the night togther !!と綴ったり。

ちなみに、発表された時代のエピソードとして、

性的な意味が強いとしてテレビ放映の際、

歌詞の変更させられたことがある曰くつき曲。

一晩中、ペットで楽しもうぜといった内容のためらしい。

 

さすがに自分でも学生時代から未だに

英語を受け付けようとしない頑固者の頭脳に、

苦笑する以外になかった。

 

これではコブロフさんのバースディ・パーティを開催するどころか、

自分の無能ぶりを暴露しているようなものだと悔い改め、

会社で英語のできる人に添削してもらい、

中学1年生レベルの文章から3年レベルの文章に整えてもらい、

返信したのであった。

 

そしてコブロフさんの返事は、こちらも楽しみにしていますのこと。

こうして師走最大のプロジェクト

「コブロフさんの誕生日を祝う会」がスタートしたのであった。

(プロジェクトA風に)

(つづく)

 

 

 

(冒頭の写真は、この話とは関係ありません。

モスクワ最大の本屋「ドーム・クヌーギ」で見つけた

「マーシャと熊」の剥製をつかった展示。

やはり、ロシア人の考えることのスケールはちがう?)

 

(店主YUZO)

12月 12, 2011 店主のつぶやき | | コメント (0)

2011年10月22日 (土)

モスクワの花束

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モスクワに住む友人から聞いた話である。

上記の写真は、その友人が撮影したもの。

何の写真だかお分かりだろうか。

 

これは東日本大震災後の日本大使館前の写真。

数多くのモスクワ市民が訪れては、

献花しては黙祷し、

死者への鎮魂と復興への祈りを捧げていた。

年金暮らしのおばあちゃんまでも、

わずかなお金のなかから花束を買い捧げてくれたという。

市民の列は途切れることなかった。

 

友人はその死者を悼むモスクワ市民の姿に感動して、

日本に住む人々にこの事実を知ってもらいたく、

夢中でシャッターを押したらしい。

 

また友人の話によると、

スーパーマーケットでも信号の待ち時間でも、

数多くのロシア人に声をかけられ、

「遠くモスクワにいて辛いでしょう。でも落ち込まないで。

私たちがついているわ」

「何か私に手伝えることはないか?」

と励ましの言葉が絶えなかったという。

 

私はその話をきいて胸が閉めつけられる思いになった。

日本人のロシア人観は性格が暗くて非友好的で、

心を打ち明けて話すことができない国民だというのが、

一般的な意見だと思う。

 

このロシア人観は、今までの日本との外交や

北方領土の政策からきた印象なのだろう。

ただ日本と同様に、

政治家と一般市民の感性は太陽と月ぐらいにちがう。

 

仕事でロシアに行くようになってから感じることは、

実に友好的で、いったん友達の間柄になると、

困っていたら我が事のように尽くしてくれる大陸的な優しさがある。

そして何よりも話をするのが好き。

酒さえあれば小咄をしながら、時を忘れて陽気に話している。

 

ロシアで生活をしたことがないので、

私見の域を出ないが、

ロシアで暮らした経験がある人から聞いても

異口同音にそう話すから、当たらずも遠からずだと思う。

 

そこで強く感じるのは、

他国で起きた大惨事を我が事のように感じる感性を、

私たちは持ち合わせているかということ。

 

2002年に起きたモスクワ劇場占拠事件や

2004年のベスラン学校占拠事件が起きたとき、

横になってテレビを見ながら、もしくはガード下の呑み屋で

「あの国は怖いね。絶対に住み見たくないね」

ぐらいの貧困な感性しか持ち合わせていなかったのではないか。

 

事件で無情にも死んでいた人の苦しみや

残された家族や友人の深い悲しみまで、

貧困な感性が邪魔をして想像が及ばなかったのではないか。

この写真を見せられた時、

私はあの事件の際に、

ロシア大使館に花束ひとつ捧げることができなかった

自分の感性の貧しさを悔いている。

(店主YUZO)

 

10月 22, 2011 店主のつぶやき | | コメント (2)

2011年10月18日 (火)

アネクドート(小咄)vol,2

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先回のブログが少し湿っぽかったので、ここは気分一新。

そこで、第1回が好評だった?

飛行機に載っている間に考えた小咄を何作かを披露します。

もちろん出来不出来を決めるのはあなたの感性次第。

 

作者が100年後も読むに耐えうる傑作だと

豪語したところで、所詮吠えているだけの座敷犬みたいなもの。

飼い主が家の扉を開けてくれないかぎり、

外にすら出られぬ存在に過ぎない。

 

 

ガソリンスタンドにて。

「いらっしゃいませ。満タンになさいますか」

「円高だというのに少しもガソリンが安くならないな。

ロシアは天然ガスも石油も余っているらしいのに、

国の政策なんかまったくアテにならんね。

だからこのスタンドが比較的に安い聞いたから、

わざわざ100キロ先の町から来た次第よ」

「それでは満タンですね」

「いや2000円分入れてくれ」

 

 

プーチン首相の記者会見

「次期の大統領選の候補として正式に決まったみたいですが、いまのところ対抗馬もなく、ほぼ大統領に選ばれる状況ですが、どう思われますか?」

「それは我々の政策が国民に理解されて、歓迎されているという意味として受け取っている。ロシアはつねに強い国でなければならない」

「ということは、大統領選後、長期的な経済政策やエネルギー問題などを、もう既に考えられていると理解してよろしいでしょうか?」

「それは時期早尚だよ。まだ白紙状態だ」

「そんなことないでしょう。いつもプーチン首相は、ロシアの指導者として一歩先の政治的な決断をされてきました。可能な範囲でよろしいので、決定事項のさわりの部分だけでも、お話を願います」

「仕方がない。統一ロシアとしては、2012年に私が大統領に当選後、2024年まで指揮をとり、2025年からメドベージェフが大統領になって、私が首相になる。2031年からは再び私が大統領になってメドベージェフが首相になり、その12年後の2043年から再びメドベージェフが大統領になって、私が首相になることだけは決まっている。それから6年後・・・」

 

 

ロシアの酒屋にて。

「おいおい今日は呑みすぎて、ヒクッ

ぜんぜん支払いが足りないぞ。同志」

「馬鹿言え。酒は飲むために存在するのであって、

金払うためにあるんじゃねえや」

「でもなあ同志。酒屋の親父は俺たちが長居するから

帰れないって、かんかんに怒っているし。ヒクッ」

「ヒクッ。俺に任せとけって。

財布には1ルーブルもないけれど、ヒクッ、

俺の腹の中には今1万ルーブル分のウォッカが入ったところだ。

そいつを酒屋に買戻してもらうよ。ヒクッ」

 

ということで、今回はロシアネタで攻めてみました。

ちなみに上の写真は、ロシアの野良犬です。

少し悲しげな眼をしているけれど、根はいい奴です。

(店主YUZO)

 

10月 18, 2011 店主のつぶやき | | コメント (0)

2011年10月 8日 (土)

セミのアネクドート(小咄)

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ロシア人はアネクドート(小咄)が得意である。

現地でたまに通訳を頼むことがあるのが、

食事のときは必ずと言っていいほど、アネクドートが出る。

 

米原万理著「ロシアは今日も荒れ模様」では、

だいたい一人当たり500話は持ちネタがあると書いてあったが、

多少誇張があっても、それはうなづける範囲。

何しろ、ウォッカ呑みながら延々と小咄をするのである。

ネタは多岐に渡るが、だいたい政治を皮肉ったものが多いようだ。

 

そこで先日話題にしたセミをお題に

小生もアネクドートを考えてみた。

 

まず一話。

 

低支持率にあえぐ民主党幹部が、

指示率アップのために会議をしていた。

「この夏、ミンミンゼミをミンシュー、ミンシューと鳴かせていかがでしょう。費用も少なくて済みますし、ミンミンゼミは日本中のいたるところで鳴いていますから」

その夏、日本国中では「ミンシュー、ミンシュー」の声が鳴り響き、

予想以上に支持率がアップした。

「このミンミンゼミ作戦は大成功だったな。先週の民主党支持率は80%まで上昇したぞ!今週はさらに上昇するなぁ」

しかし喜ぶ首相を横に、

幹部のひとりが浮かない顔をしていた。

「首相、このミンミンゼミ作戦は一週間が限界でした」

 

2話目。

 

民主党のミンミンゼミ作戦を受けて、

自民党ではさらなるパワーアップした作戦が練られていた。

「こちらは最初にアブラゼミのジージーと鳴かせて、それを受けてミンミンゼミをミンミンと鳴くかせるのはいかがでしょう。名づけてジーミン作戦。これは強力です」

その夏、日本の各地でジーミン。ジーミンとセミが鳴いた。

しかし支持率は平行線のまま伸びる気配すらなかった。

どうも国民には、

民事、民事としか聴こえなかったようである。

 

やれやれ。

堺正章風にいうならば「★ひとつ半」と雄叫びを上げるだろう。

ぴりっとしたスパイスが足りない。

このアネクドートへのご意見・感想、または苦情は

下記のフォームまでお願いします(笑)

 

https://kinoka.woodburning.jp/contact/

 

※写真は、呼び名も素敵なひぐらし。

 

(店主YUZO)

10月 8, 2011 店主のつぶやき | | コメント (0)

2011年10月 6日 (木)

ロシアのセミは鳴いているか

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9月末頃の話である。

 

台風も去り、そろそろ肌寒く感じてきたけれども、

まだ日によっては蒸し暑く、

寒暖さが日替わりでやってくるのだが、

近く公園では、未だにセミが鳴いているのである。

 

遠く子供の頃を思い返しても、9月初めに、

アブラゼミが去り、ツクツクボウシが鳴き納めをして、

初秋が来るというのが正しい夏の終わり方。

 

それなのに「まだまだ現役だぜ、死んでたまるか!」

とばかりにあちらこちらの木で鳴いているのである。

 

地球温暖化は着実に忍び寄っているのか。

それともここ数年でセミが劇的な進化をとげたのか。

セミの賑やかな鳴き声とは裏腹に、背筋に冷たいものを感じる。

 

そういえば、ロシアが記録的な猛暑に見舞われた昨年、

クーラーも無い35度を下らないホテルの部屋で、

息も絶え絶えの暮らしていたが、

ロシアでセミの鳴き声を聴くことはなかった。

聴こえるのは、暑さで頭が朦朧となった旅行者の呻き声だけ。

 

ちなみに日本の最北に住むセミは写真のエゾハルゼミである。

初夏の短い期間に鳴くらしい。

やがてこのセミが樺太へ渡り、大陸までひと跳びし、

バイカル湖の上を飛行し、ウラル山脈を越えて、

モスクワやサンクトペテルブルクで鳴く日がやって来たらと想像すると、

さらに背筋が冷たくなった。

 

とは言うものの、ヒメハルゼミの鳴き声は聴いたことないのだが。

(店主YUZO)

 

10月 6, 2011 店主のつぶやき | | コメント (0)

2011年9月21日 (水)

Eテレ「テレビでロシア語」終了

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昨晩で「テレビでロシア語」の放映が終了した。

私はロシア語がほとんど話せない。

というより幼稚園児以下の会話力なので、

この番組は重宝している。

 

放映時間は毎週水曜日の0:00~0:25。

仕事で疲れたしょぼい眼を擦りながら、

「ダー」だの「ニェート」など諳んじていた半年間だった。

 

だいたい駅前の語学教室は、

英語が主力で、それから順に韓国語、中国語

スペイン語、フランス語、イタリア語、ドイツ語がと続いていく。

ロシア語を学びたい者にとっては、

実に日本は住みにくいのである。

 

これだから国どうしの交流が希薄なのかもしれないね。

 

ただ一言、意義申し立てを言わせていただくと、

この番組2009年からの再放送。

というよりもう4回目の再々再々放送。

 

その前に放映されるドイツ語講座は、

女優をつかって実に楽しそうに学んでいるし。

イタリア語もスペイン語も然りである。 

Eテレのなかでも

ロシア語への力の入れ具合の無さは歴然。

10月からも5回目の再×5放送ときた。

 

外国語を学ぶには、反復練習が一番大事、

基礎ができないかぎり応用もないのだよ。

と言われたら元も子もないが。

 

2012年は新たに番組をつくってくださいと祈りつつ・・・。

 

ちなみに「テレビでロシア語」前に流れる

「23:55」はユルユルとした癒しの番組で、

ハゼのトビーが見られるだけで一日が幸せになります。

毎日放映しています。

ご覧あれ。

 

(店主YUZO)

9月 21, 2011 店主のつぶやき | | コメント (0)

2011年9月18日 (日)

ダイエーでロックを考えた

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今日、近くのダイエーに行ったときの話してある。

これといった欲しい物もなく、ただブラブラとしていたのだが、

(スーパーとはだいたいそういう場所だが)

突如、BGMにセックス・ピストルズの「God Save The Queen」が

流れたのである。

もちろん原曲ではなく、スーパーのBGM風にアレンジされた

ラウンジ・ミュージックとしてである。

 

この曲は1977年、エリザベス女王在位25年に合わせて、

イギリス王室に挑発的な罵声と悪態のかぎりをつくした、

謂わばパンクロックの代名詞のような曲。

この曲を発表を前後してメンバーが逮捕されたり、

レコード会社との契約が破棄される事態まで起きた。

 

そんないわく付きの曲が、30年以上も経つと、

「スターダスト」や「星に願いを」のようなスタンダードと同じ系列として

スーパーのソフトなBGMに成り果ててしまったのである。

 

時の流れというのは恐ろしい。

 

今回のBlogはロシアネタでも木工芸ネタでもないでないかと、

思われる方も多いかもしれないが、

もう少し辛抱して読み続けてくださいネ。

 

そのセックス・ピストルズは過激さゆえ、はては時代の寵児ゆえ

ファンの間では再結成はありえないと思われていた。

しかしそんな予想とは裏腹に何度も再結成ツアーをしている。

ボーカルのジョニー・ロットン曰く「金儲けのために」。

 

そして2007年にモスクワで公演しているのである。

 

イギリスにパンクの嵐が吹き荒れた時は、

ロシアはソビエト連邦だったころ。

イギリスの労働者階級の若者が、王室を批判したことは、

多少の評価はしていたかもしれない。

ただ西側の堕落した音楽としてロックは、

絶対に認めなかっただろう。

 

それがソビエトが崩壊して国の体制が変わって、

たくさんの大物のロックバンドがモスクワで公演するようになった。

 

しかも「金儲けのための再結成だ!!」

と嘯くロートルのロックバンドまで受け入れているのである。

 

時代の流れというのは本当に恐ろしい。

ふとダイエーの電球売場で思った次第である。

(店主YUZO)

9月 18, 2011 店主のつぶやき | | コメント (0)

2011年9月16日 (金)

佐藤千登勢著「チェブラーシカ」

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「木の香」のお客様でチェブラーシカを知らない方はいないと

思いますが、ロシアの国民的なキャラクターで、

日本で例えれば、どらえもん的な人気を誇る存在です。

判りやすいところではオリンピックの開催時、

色が変わったチェブラーシカが必ずマスコットとして登場します。

たとえば北京オリンピックでは赤いチェブ。

バンクーバーオリンピックでは水色のチェブという具合に。

 

最近、日本でもキャラクター使用権がクリアになったのか、

絵本やぬいぐるみだけでなく、

ご当地チェブ・ストラップやペンケースなどの

グッズが売られるようになりました。

日本のチェブは可愛くつくられ過ぎていて、

ちょっと?という感じですが

 

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     (ご当地チェブストラップ。左が熊本県。右が東北・北海道)

 

日本でも少しづつ認知されきたチェブラーシカですが、

チェブラーシカ登場の歴史的な背景や、

社会学的に論じた本は、意外にないのが実情です。

 

これでは可愛いキャラクターという存在だけに終わってしまう。

・・・と勝手に危惧していたのですが、

上記の本が昨年出版されて、

もやもやした黒い雲の合間から光が差し込んだ感じでした。

(少し大袈裟か?)

 

ソビエトという国家体制時に生まれたチェブラーシカを通して、

作者ウスペンスキーは何を伝えたかったのだろう、

そしてソビエト崩壊後も、愛され続ける理由は何なのだろうと、

いろいろ考えていくと、この本の面白さも倍増します。

 

ブックレットタイプの63Pのたいへん読みやすい本です。

お気に入りのチェブは、誕生秘話を知るだけでも、

心がほっこりしますよ。

(店主YUZO)

9月 16, 2011 店主のつぶやき | | コメント (0)

2011年9月14日 (水)

「こけし時代」が創刊されました!!

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敬愛する沼田元氣さん責任編集の雑誌

「こけし時代」が創刊されました。

日本の古き良き時代の香りがする

写真が郷愁を想い起してくれる素敵な雑誌です。

もちろん、こけしについても深く掘り下げて書かれていて、

愛好家も十分に満足すると思います。

 

今回の特集は『津軽』

津軽伝統こけしの工人の作品と人物紹介。

奈良美智さんのエッセイや

津軽の湯治場や温泉地の紹介もあります。

 

私は沼田元氣さんのこけしに対する熱く真摯な思いに、

くらくらと目眩を起こしつつ、ページをめくりました。

 

この雑誌には、電子書籍では絶対に表現できない世界が

しっかりと広がっている!

素敵だっ!

 

この雑誌は、鎌倉の「コケーシカ」と通信販売のみ扱いだそうです。

・・・・・もったいない。

 

もし「木の香」でも扱ってもらいたいという声がありましたら、

沼田元氣さんに交渉しようかと考えています。

是非とも「こけし時代」を取り扱って!!

扱わなければ、「木の香」の使命はいったい何なの!!

というお客様は、下記のフォームでその熱い思いをつづってください。

https://kinoka.woodburning.jp/contact/

 

5名以上の声がありましたら、交渉いたします。

よろしくお願いします。

(店主YUZO)

9月 14, 2011 店主のつぶやき | | コメント (0)

2011年9月 2日 (金)

全国こけし祭り IN 鳴子温泉

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明日より、宮城県の鳴子温泉郷で「全国こけし祭り」が開催されます。

マトリョーシカの店だから、こけしは関係ないのでは?

と思うでしょうが、実はたいへん関係があるのです。

 

来年初めに、こけしの展示会を開催しようと企画していますし、

ウッドバーニング体験コーナーに

白木のこけしも加えようかとも考えています

 

スタッフ全員が沼田元氣さん責任編集の「こけし時代」も早々に買ったしね。

 

そういうわけで、スタッフの亜由美ちゃんが

未知なるこけしに巡り合うために、このお祭りに行ってきます。

来年あたりは、マトリョーシカにまじってこけしが並ぶ予定です。

お楽しみに。

 

「全国こけし祭り」の詳細は下記になります

震災の影響で、鳴子温泉郷も観光客が激変しているそうです

お時間ありましたら、ぜひ遊びに行かれてはいかがでしょうか?

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

1000年を超える歴史を持ち、

日本に11種類ある泉質の内9種類もの温泉が湧出する鳴子温泉郷。

首を回すとキイキイと鳴ることで有名な鳴子こけしの産地としても有名です。

その鳴子温泉で開催される「全国こけし祭り」では、

鳴子だけではなく東北各地の技と美を伝える名工の作品が集まります。

祭り期間中はこけし製作の実演や

国の伝統工芸品に指定されている鳴子漆器の展示・即売の他、

フェスティバルパレードや太鼓、神輿など楽しいイベントが盛りだくさん!

街中が祭りムードに包まれます。

http://www.naruko.gr.jp/news/uploads/230902-04-kokeshimaturi.pdf

9月 2, 2011 店主のつぶやき | | コメント (0)

2011年8月30日 (火)

コレクターさん所有のマトリョーシカ

Photo

またまた本の話。

今回、ふたりのコレクターの方からマトリョーシカ・コレクションを

お借りして写真撮りをしました。

とにかく2人とも、コレクター歴は10年以上。

マトリョーシカを扱う店が、まだ少なかったときから蒐集を始めている

筋金入りのコレクターです。

 

コレクションは軽く200体を越えるそうで、

貴重なコレクションをお借りできるということで、

どんなマトリョーシカがくるのか楽しみにしていました。

Photo_2  

荷物を開封して思わず、驚嘆の声が。

ザンナさんの10個型が、ものすごい存在感で鎮座していたのです。

ザンナさんといえば

「アート・オブ・マトリーシカ」(洋書)で紹介されいる作家で、

ぽっちゃりとした頬が特長の愛くるしいマトリョーシカをつくっています。

 

現在は美術学校の講師をしているそうで、

マトリョーシカは注文がはいったときにしかつくらない

寡作な作家でもあります。

「木の香」でも5個型を少しだけ扱ったことがあるのですが、

丁寧な色付けされた作品は、かなり高価。

 

そのマトリョーシカは海外ネット通販で購入したらしく、

いろいろとやり取りに苦心しながら、

ようやく手に入れることができた思い出の逸品だそうです。

Photo_3

そして、もうひとりコレクターさんから送られてきた荷物には、

ニコライバさんの今は描かない幻のデザインが。

ニコライバさんは、今は民族衣装を中心に制作していますが、

以前は民族衣装以外のデザインも数多くありました。

 

でも今は、それらをつくることはありません。

以前、ニコライバさんに訊いたところ、

「昔つくっていたデザインは、そんなに気に入っていないから、

もうつくりたくないし、つくることもないだろうね」と言っていました。

 

そんな幻の作品が何個も入っているのですから、

驚嘆を越えて、憧憬にも似た溜息があがりました。

 

今回、写真撮りのために借りた作品は、

コレクションのほんの一部だと思います。

 

(きっとご自宅には、さらに貴重なもの、逸品、珍品、奇品が

棚に並んでいるにちがいない)

そう思わずにはいられない、作品ばかりでした。

よい作品をお貸しいただき、ありがとうございました。

 

(写真は本文と関係ありません。

ちなみにコブロフ工房にあった商品化にならなかった作品群です)

8月 30, 2011 店主のつぶやき | | コメント (0)

2011年8月26日 (金)

アンティーク・マトが結んだ出会い

Photo_4 

昨日に続いてマトリョーシカ本の話。

なかなか眼にすることができないソビエト時代、

それ以前の帝政ロシア時代の

マトリョーシカの写真が載っているのも、

注目のコーナーのひとつ。

 

ロシアでもアンティークと呼ばれる古いマトリョーシカは、

ガラクタ市や青空市を巡っても見ることがありません。

それだけにアンティーク・マトリョーシカが、時代や地域別に

まとめられているのは資料的な価値もあります。

 

というものの、

実はアンティーク・マトリョーシカは私が所有しているものではなく、

道上さんというコレクターが長年かけて集めたコレクションですが。

たぶんコレクションは200個を越えています。

 

しかも驚いたことに、その大量の貴重なコレクションは、

ロシアを巡って集めたのではなく、

日本の朝市や古道具屋をまわっての蒐集ということ。

 Photo

お宅にお伺いしたとき、まずコレクションに驚嘆し、

当然のことながらマトリョーシカを手に取っての談義に話がすすみました。

 

道上さんは裏のラベルや絵柄から

いつ頃に制作されたものかを推定するのですが、

考古学を仕事にしていただけに、学術的な見地から話されるので、

結論付けがとても面白い。

 

たとえばラベル印の「MADE IN USSR」文字からも、

字体、印の押し方、かすかに残る製造番号などから

想像力を駆使して、これはこの時代よりも前ではないかと見解を話される。

 

最近のマトリョーシカ作家しか見ていない私にとっては、

斬新極まる内容の話しばかり。

メイデンやセミョーノフのマトリョーシカも

昔は繊細な色付けをしていたんだと眼を凝らし、

とても楽しいひとときを過ごすことができました。

Photo_2

今回、アンティークマトリョーシカの項目に、

年代別やラベルのについて見解を載せています。

ただ、それ以上にアンティーク・マトリョーシカの

落ち着き払った風貌や気品に満ちた可憐さを楽しんでください。

最後に載せたナポレオン・マトリョーシカは一見の価値ありですよ。

 

(写真は本文とは関係ありません)

 

8月 26, 2011 店主のつぶやき | | コメント (0)

2011年8月24日 (水)

本つくりで思うこと

Photo  

今回、マトリョーシカの本つくりに携わって思ったことは、

本ができるまでいろいろな人の協力が必要だということ知った。

 

本のあとがきで、著者が編集者や企画者やレイアウトなど様々な人に、

ありがとうございましたと最後に書き添えているけれど、

あれは形式上言っているわけではない。

 

本当に最後の校正ぎりぎりまで、

少しでも読者がみにくいと感じる部分があれば、

夜中でもレイアウトをやりなおすし、

本文も紙に穴が開くぐらいじっと睨みつけて間違いを見つける。

 

少しでも満足できる本をつくたいという

編集者の情熱以外の何ものでもない。

 

それと写真家のマトリョーシカへの愛情も、じんわりと心にくるものがあった。

マトリョーシカが一番可愛い表情で写るように、何度も撮りなおす。

だんだんとマトリョーシカも緊張の表情が緩み始めて、

この世で一番の笑顔を見せてくれる。

時間がかかろうか構わない。

一番君のいい笑顔を撮ってあげるというレンズ越しの優しさがあった。

Photo_2

「マトリョーシカの本をつくろうと思うのですが、

監修していただけますか?」と話がいただいたとき、

本当に軽い気持ちで引き受けたのだが、

もうすぐ本ができあがってくる今、

軽い気持ちでなんかで本は決して出来上がるわけがないと強く思う。

 Photo_3

たぶん世に出ている出版物は、

妥協をゆるさない苦行僧にも似た強靭な編集者がいて、

それを支える様々なプロフェショナルな職種があって、

幾多の問題を乗り越えて出版へと漕ぎ着いているのだ。

 

今、印刷所にこの本の原稿が渡されたばかりである。

きっと印刷所の親父さんも堅物で、色校にこだわりつつ、

絶対に納期は守るという人柄なのだろう。

 

この本がマトリョーシカ・コレクターに、どのように受け入れられるのだろうかと

遠足前の子供のように、楽しみでわくわくしている。

(写真は本文と関係がありません)

8月 24, 2011 店主のつぶやき | | コメント (0)

2011年8月22日 (月)

マトリョーシカ本でます!!

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マトリョーシカ好きのみなさまsign03

ビックニュースですsign03sign03

 

9月10日にグラフィック社より、木の香監修の本がでますhappy01

オールカラーのビジュアル本で、200点近くのマトリョーシカが載っています

ちなみに表紙は、ニコライバさんの起き上がりこぼしnote

 

日本では沼田元氣さんの「マトリョーシカ大図鑑」以来、

二冊目の本格的なマトリョーシカ本になります

 

本の内容については簡単に書きますと、

 

1.マトリョーシカ作家の紹介

2.沼田元氣さんのフォトエッセイ

3.コブロフさんの工房訪問

4.アンティークマトリョーシカ

5.ショップ紹介 

 

などなど、いろいろな切り口でマトリョーシカを紹介しています

サイズもA5なので旅行のガイド本としても最適です

旅のお供にぜひup

 

「木の香」では本の販売を記念して、

「木の香」でお買い上げのお客様にかぎり、

特製オリジナルポストカードをプレゼントいたしますhappy01

 

お楽しみにsign03

 

8月 22, 2011 店主のつぶやき | | コメント (0)

2011年5月25日 (水)

こんな本見つけました!

9784863204515  

有隣堂・八王子店で開催の「マトリョーシカと暮らした5月」展、

連日、たくさんのお客様にご覧いただき誠にありがとうございます。

 

開催期間は5月29日と告知しましたが、

展示は30日まで行っています

会期終了後も、常設展に移って展示しますので、

都合がつかなくてまだ来られていない方もご安心ください

 

さて今回、有隣堂で、こんな素敵な本を見つけたので紹介します

ロシア在住の花井景子さんが描かれた

「ぬくもり雑貨いっぱいのロシアへ」(イカルス出版)

 

この本ではロシアの伝統工芸品、

マトリョーシカはもちろんのこと、グジェリ陶器、ホフロマ塗り、

ファベルジュ(七宝焼)、アルハンゲリスク(刺繍)など、

様々な工芸品がたくさんの写真入で紹介されています

 

花井さんはロシア(リャザン市)に在住だけに、

ちゃんとその土地に行って取材されていて、

こんな素敵な町で、こういう職人によってつくられているのかと、

実感できて、さらにロシアの工芸品に親しみが湧いてきます

 

個人的には

バガロツカエの素朴な木のおもちゃ工場取材が

とても良かったです

あんな感じで、おばあちゃんたちが手際よくつくっていたなと、

思わずうんうんとうなずいてしました。

 

A5サイズ程度の本ですので、

ロシア旅行のお供に良いかもしれません。

さらにロシアが身近に感じますよ~。

(店主YUZO)

5月 25, 2011 店主のつぶやき | | コメント (0)

2010年10月25日 (月)

バードカーヴィング・コンテスト

千葉県我孫子市で行われた

ジャパン・バード・フェスティバルに行ってきましたhappy01

このフェスティバルは10回を数え、

日本野鳥の会だけでなく、地元企業や自然保護団体なども参加して、

手賀沼周辺が鳥一色に染まる

我孫子市の一大イベントとなっていますsign03

 

さて下の写真を見て、どう思われますsign02

101024_124701 

このオカメインコは実は、木彫なんですsign01

羽根の感じといい、止まっている感じといい

生きているようにしか思えませんねcoldsweats01

 

しかし、これで驚いていていけません

101024_140601 

写真がボケていますが、こちらも木彫coldsweats01coldsweats01

剥製ではありませんchick

気になるのは、どうやって飛んでるように見せているのかsign02

実は、親鳥とひな鳥の嘴の部分を

細い針金を差し込んでつくっていますcoldsweats01

もちろんその部分は見えないように上手につくられていますが・・・。

この作品が今回のグランプリでした

おめでとうございます~up

101024_125102 

こちは以前に一緒に働いていた女の子の作品です

しかも我孫子市長賞を受賞しました

自分が受賞したわけではないのに、なぜか鼻高々な私でしたが(笑)

 

やはり手づくりのものはいいですね。

マトリョーシカとは違った表現ですが、木のもつ温かみが

感じられる作品という点では共通に思われます

こういう作品を見ると、

自分も何かつくらなければと発奮するのは私だけでしょうか(笑) 

(店主YUZO)

10月 25, 2010 店主のつぶやき | | コメント (0)

2010年10月18日 (月)

西誠人「愛しの猫たち」展

Photo

先月の話になるけれど、

西誠人さんのキャットカーヴィング展を見に行った。

西誠人さんとは、かれこれ10年以上の付き合いで、

ほとんどの作品展を見てきたし、

作品展の数以上に飲みに行く仲である。

今回は、西家に新しい家族(名前・ツナミちゃん)が加わったと聞き、

どんな作風になるのか楽しみにしてた。

この作品がツナミちゃん。

子猫というより、赤ちゃん猫が見事に表現されている。

実に可愛い。

西さんに言わせると「赤ちゃん猫は天使なのである」

だから赤ちゃん猫の耳も、

天使の羽のように横にひらりと付いているらしい。

ひらりと耳で舞うのである。

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宮城県にある通称・猫島に住む三兄弟。

模様が違えども血筋は争えない。

鼻筋や佇まいが似てしまうのである。

法事のときに親戚の顔を見比べているような気分になる作品である。

 

こちらは大人の猫であるがゆえ、もう耳で舞うこともないが。

 

ようやく涼しくなって風が気持ちよい。

芸術を鑑賞するには良い季節になった。

(店主YUZO)

10月 18, 2010 店主のつぶやき | | コメント (0)

2010年9月 1日 (水)

有隣堂八王子店クラフト展延長のお知らせ

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7月初めより展示していた有隣堂八王子店の

「大きなロシアの小さなフェア」ですが、

好評につき9月末まで延長になりましたsign03

  

ご来店いただいたお客様ありがとうございましたhappy01

 

そこで本日、マトリョーシカを若干入れ替えをしました。

「木の香」でも人気のパベルさんの亀マトリョーシカ3型、

お誕生日マトリョーシカ3型(プレゼントに最適です)

幸運を呼ぶふくろうマトリョーシカ5型(大、小)

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キーロフ地方のマトリョーシカ5型(こちらは「木の香」においてませんshine

パベルさんのマトリョーシカ抱いた女の子5型(こちらも置いていませんcoldsweats01

  

というわけで、一度ご来店されたお客様も、

ぜひ見に来てくださいね。

よろしくお願いいたしま~すnote

(店主YUZO)

9月 1, 2010 店主のつぶやき | | コメント (0)

2010年8月30日 (月)

展示会のお知らせ

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私事で恐縮ですが、初の絵画個展を開催します。

(芸術の秋とはいえ、ほんとうに恐縮ものですcoldsweats01

  

技法としてはウッドバーニングしたあとに、

アクリル絵具や水性ステイン、水性色鉛筆で彩色して仕上げています。

楽器を弾く猫、ちょっと気持ち悪いきのこ爺などの作品が約50点。

なぜか詩も20点ほど展示します。

  

どの作品も稚拙で恥ずかしいかぎりなのですが、

お近くに来られた際は、ぜひお寄りください。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★  

日時・9月13日(月)~9月19日(日)

場所・アートスペースi

   品川区西五反田2-26-4  I.Aビル2F

   ℡ 03(3491)4786

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  

案内DMを制作しましたので、

ご希望の方がおられましたら下記まで問合せお願いします。

遠くて来られない方でも、少し興味がある方でも、

気兼ねなく問合せください。

https://kinoka.woodburning.jp/contact/

よろしくお願いします。

(店主YUZO)

 

8月 30, 2010 店主のつぶやき | | コメント (0)

2010年7月21日 (水)

大きなロシアの小さなフェア

みなさまこんにちは。スタッフのたかなしです。

ただいまロシアで仕入れ中の店主YUZOに代わりまして更新いたします。

先日お知らせした、有隣堂八王子店で開催しているロシアフェアの売り場に、

ステキな看板を付けていただきました~shineshine

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“大きなロシアの小さなフェア”shine

タイトルもちゃんと採用してくださいました!

有隣堂さんありがとうございますribbon

今回のフェアでは、マトリョーシカに合わせて色々な絵本を入荷していただいたのですが、

その中でもオススメなのはこちらribbon

Photo

ロシア民話に出てくる、おばあさん「バーバ・ヤガー」の絵本です!

鶏の足がついた家に住む、ちょっと怖いおばあさんですwobbly

この絵本は、色は控えめですが、版画独特の絵がとても面白いです。

なかなか店頭に並ばない絵本だと思いますので、是非この機会にご覧ください!

Baba

こちらのマトリョーシカと一緒に展示していますshine

今ロシアは130年振り記録的猛暑だそうですねsun

炎天下の市場とクーラー無しのホテルで店主は頑張っています!!

どんなマトリョーシカが入荷するか、楽しみにしていてくださいねhappy01

留守番中のたかなしでしたchick

7月 21, 2010 店主のつぶやき | | コメント (0)

2010年7月12日 (月)

明日よりロシア仕入れにいってきます

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W杯が終わり、少し淋しい今日この頃ですが、

「木の香」ではロシア展の熱気も冷めぬまま、

次回の開催に向けて新たなマトリョーシカとの出会いを求めて、

ロシアに仕入れに行って来ます

  

今回はマトリョーシカだけでなく、

ベレスタ、ホフロマ塗りなどもたくさん仕入れようと思います。

  

また今回仕入れたものは、

千葉まで遠いと感じているお客様に向けて、

ちょっとしたイベントを考えています。

  

お楽しみに。

店主・YUZO

7月 12, 2010 店主のつぶやき | | コメント (0)

2010年7月 5日 (月)

中央線沿線の方に朗報

Photo_4

中央線沿線にお住まいのマトリョーシカファンの皆様に朗報ですsign03

  

そごう八王子店9階にある有隣堂で、

「大きなロシアの小さなフェア」(仮題)という展示会が、

本日7月5日より8月25日まで開催されます。

 

「木の香」ではお馴染みのコブロフさん、タチアーナさんの作品、

ロシアの民話や童話を主題としたマトリョーシカが並んでいます。

  

 

また本屋さんということで一緒に

「おたんごぱん」、「三匹のくま」の絵本も並んでいますsign03

個人的には「バーバ・ヤガー」の絵本が珍しくて、

バーバーヤガの不気味な感じが出ていてお気に入りです

(本の題名が途中に「・」が入っているのも、発音がちがうのもいいですhappy01)

  

途中で何度かマトリョーシカを入れ替えようと思います。

また7月半ばにロシア仕入れに行きますので、

こんなマトリョーシカを入れてくださいと連絡いただければ嬉しいですsign01

  

「木の香」初の千葉以外での展示です。

ぜひ、ぜひ遊びに来てくださいsun

(店主・YUZO)

 

  

 

  

7月 5, 2010 店主のつぶやき | | コメント (0)

2010年4月28日 (水)

こんなところにもマトリョーシカ

Photo

最近マトリョーシカをモチーフにしたものが増えている昨今、

CDジャケットに使われているのを発見しましたsign01

 

バンバンバザールというJIVEやJAGなどをベースにした

その筋では有名なバンドです。

5人編成ということで、マトリョーシカをモチーフにジャケットを作成したのは、

やはりこのバンドならではの通なこだわりというべきでしょうhappy02

このシングルCD「新宿駅で待ってた」は、

シャッフルビートをベースにしたリズムで、

たぶん40歳以上ならば自然と体が動いてしまうようなご機嫌な曲ですkaraoke

吾妻光良&SWINGING.BOPPERSやMAD-WORDS好きならば、

絶対にツボな音ですhappy02

ただ残念ながら現在は廃盤なので中古レコード屋で探すしかありませんがweep

(まあ、マトリョーシカ・ファンには関係ない話ですが・・・・)

 

さて、ここで問題です。

このマトリョーシカの柄は、ロシアのどこでつくられたものでしょうかsign02

「木の香」の常連様ならば、レベル1程度の易しい問題です~note

 

ヒント・日本に最初に入ってきたのは、この地方でつくられたものという説あり。

 

もう答えはわかりましたよねsign02

  

   

  

    

  

答えは、セミョーノフですsign03sign03sign03

 

正解、おめでとうございま~すnote

(店主・YUZO)

4月 28, 2010 店主のつぶやき | | コメント (0)

2010年4月13日 (火)

木象嵌工房「貞」さんの展示会のお知らせ

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「木の香」でもその穏やかな作風で人気のある

木象嵌工房「貞」の高橋貞雄さんが、

そごう千葉店7階の特設会場で、展示会を本日より致します。

 

昨日、「木の香」に遊びに来られたときの話ですと、

新作も何点かあるそうです。

4月19日まで店頭におられるそうなので、

いろいろと木象嵌についてお話をきくことができます。

 

もちろん展示会終了後は、「木の香」でも新作を展示します。

 

「木の香」ご来店の際は、ぜひ7階にも、

足を運ばれてはどうでしょうか。

4月 13, 2010 店主のつぶやき | | コメント (2)

2010年4月 9日 (金)

春の陽気に誘われて

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だんだん暖かくなるにつれ、

心もウキウキしてくるのは私だけではないはず。

そんな気分に誘われて、

「風のゆくえ」と題したグループ展に行って来ました。 

  

家具作家に押し花作家。

ウッドバーニング作家に版画家と、それぞれのスタイルで、

自然を表現されています。

  

そしてこの展示会には、「木の香」でも人気のある

しまりすのブローチを制作せれている小泉夫妻が参加されています。 

Photo_3

このきのこも、木工ろくろは使わず、手とルータで掘り出しているそうです。

手彫りならではのきのこの優しいラインがいいですね。

奥様の作品です。

Photo_4

そしてこちらは白ふくろうの森。

首をかしげたり、体を寄せ合ったり、

自然と顔がほころんできちゃいますね。

こちらは旦那様がデザインし、奥様が制作されています。

Photo_5

こちらは旦那様の作品でBPSという技法で描かれた絵です。

ウッドバーニングした後にペイントして、

さらにその上からサンドペーパーをかけるという

かなり手の込んだ方法でつくられています。

  

何でも、加賀の漆塗りからヒントを得た技法だそうで、

ひとつの作品が出来上がるのに、通常のウッドバーニングの3倍かかるとか。

  

いずれ「木の香」でも小泉夫妻の作品展をしてみたいなと考えています。

 

この「風のゆくえ」展は、4月12日まで、

東京駅近くの田中八重洲画廊でやっています。

ぜひ春の陽気に誘われて、見に行かれてはどうでしょうか?

 

田中八重洲画廊のHPは下記になります。

http://www.tanaka-yaesugarou.com/ 

(店主・YUZO)

       

4月 9, 2010 店主のつぶやき | | コメント (0)

2010年4月 2日 (金)

マトリョーシカに関する書籍・PART2

Photo 先回、マトリョーシカに関する書籍は少ないと書きましたが、

海外では何冊か出ています。

  

この本は、マトリョーシカ・コレクターにはバイブルのようなもので、

マトリョーシカの誕生が日本のFUKURUMA(福だるま?)が

ベースになっている説にはじまり、生産地の特長、

ソビエト崩壊後の作家まで豊富な写真とともに紹介しています。

しかもオールカラーなので英語が読めなくても、

愉しむことができます。

 

われらが愛するセルゲイ・コブロフさんの若き日の制作風景も、

ばっちりと掲載しています。(20歳後半ぐらいか?)

それだけでも見る価値がありますsign02

 

この本はアマゾンでも購入できますが、

ただお値段は少々高め。

現在は、二版になっていて表紙が変わりましたが中身は同じです。

 

最後にちょっと小自慢を言わしてもらうと、

私はこの本をコブロフさんからプレゼントしてもらい、

サインまでいただきました。

もちろん一生の宝物です。

(店主・YUZO)

 

4月 2, 2010 店主のつぶやき | | コメント (0)

2010年3月24日 (水)

マトリョーシカに関する書籍・PART1

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「木の香」の店頭に立っていると、

たまに訊かれるのが、マトリョーシカに関する書物はあるのでしょうか

という質問。

 

残念ながら、日本ではマトリョーシカについての専門書は、

道上克さんという方が出している私家版しかなく、

一般の書店では手に入らないが実情です。

 

年々マトリョーシカが注目を集めつつあるのに、

実際はデザインや布柄やアクセサリーのみ扱いしか注目されていなくて、

きっちりとロシアの工芸品として、

生産地や作家さんが紹介されることが少ない。

 

それって、少しヘンだなぁ~と思う。

   

マトリョーシカが生まれた背景や作家さん素顔が知れば、

さらに愛情が沸いてくるものだが・・・。

  

そのような不自然な扱われ方のなか、

「暮らしの手帖  38号」で沼田元氣さんが書かれた記事は、

ちゃんと生産地の生活や作家のマトリョーシカの想いがレポートされていて、

とても興味深い内容でした。

  

生産地別の特長や歴史についても綴られていて、

これからマトリョーシカを集めてみようかと考えている方にも、

分かりやすく、ガイド本としても役立つと思います。

  

 

昨年、発行された雑誌ですので、

本屋さんに注文しないと手に入らないですが。

それだけの価値はあると思います。

  

とくに、マトリョーシカ界(?)では、

あまり注目されていないマイダン村の、

生活に根ざしたマトリョーシカ制作レポートは一読の価値ありです。

マイダン村には、悠々とした時間が流れているようで、

その素朴な生活にも魅かれますよ~。

 

(店主 YUZO )

  

3月 24, 2010 店主のつぶやき | | コメント (0)

2010年3月16日 (火)

酒井陸三著「ロシアン・ジョーク」

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先回に続いて本の紹介をhappy01

ロシア人は寡黙にウォッカをがぶ飲みし、

物価の高さ嘆いたり、陰鬱な話をするのではと

よくお客様に訊かれるのだが、

私が出会ったロシア人を見ている限り、そんなことはないですgawk

   

相手が日本語しか話せないことなど、まったく気にもせずに、

明石家さんまのように途切れなく話し、自分で大うけして、

ウォッカをがぶ飲みするのが私のロシア人のイメージ。

仕事の愚痴ばかりで、旨くもない酒を飲んでいる日本人より陽気で、

言葉がわからなくても愉しい。

    

そしてテーブル・ジョークが、日本人より断然に上手い。

   

この本は、そんな陽気なロシア人気質をまとめたもの。

とくに政治に関するネタは、

真打ちの落語家の枕を聞いているようで、

思わず膝をポンポンと叩いてしまうほどnotes

   

ここで知り合いのロシア人から聞いたテーブル・ジョークをひとつhappy01

    

年老いた男が大統領に向かって訊いた。

「人間と犬のもっとも違うところは、何でしようかsign02

「そんなこともわからんのかsign03

人間は2本足で歩き、犬は4本足で歩くということだ。覚えておけsign03

と大統領は青筋を立てて怒鳴った。

すると男は冷ややかに答えた。

「それは大統領、表面的なことでしょう。

人間は世の中のことを何もわかってはいないくせに、よく世界について話す。

犬は世の中について熟知しているが、残念ながら吼えることしかできないでしよう」

   

・・・・奥が深い

お後がよろしいようで。

(店主YUZO)

3月 16, 2010 店主のつぶやき | | コメント (0)

2010年3月12日 (金)

武田百合子「犬が星見た」

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先日、何気なく新聞を読んでいたら

ロシア発「サウナであやまって熱湯に入り2人死亡」という記事があった。

サウナから出て水風呂や雪山に入りたいのは世の常だが、

しかし熱湯に飛び込んでしまうとは、

何とも痛ましい事故である。

ここで「何で水かお湯を確かめて入らなかったの?」と疑問を抱くのは、

まず湯加減を見て、ゆっくりと足から入るのが

日本人の常識となっているからであり、

ロシア人というより寒い国で生活する人々には、

お湯が張られている自体が信じられないという印象であろう。

・・・・などと、ぼんやり考えていたのだが、

そのような生活文化の違いを、

頭のなかで難しくこねくり回して考えるでなく、独特の嗅覚と感性で

ロシア旅行(この本が書かれたときはソビエト)を書いたのが、

この武田百合子『犬が星見た』です。

ロシアを旅行した経験がなくても、海外旅行を経験した人ならば、

誰もが感じるようなことが端的な言葉で書かれている本です。

もちろんロシア旅行経験者ならば、そうそうと膝打ちしたくなります。

興味がある方、ぜひ一読を。

(店主YUZO)

3月 12, 2010 店主のつぶやき | | コメント (0)

2010年2月17日 (水)

こんな企画展あります!

今日はロシアの話題でなく、

ちょっと興味深い企画展を見つけましたので、紹介します。

名づけて「マトリョーシカ村」。

しかもウッドバーニングで描かれた可愛らしいマトリョーシカが載っていますsign03

日本のマトリョーシカ作家が一同集結して、

マトリョーシカをデザインにした様々な作品が所狭しと並んでいるそうです。

最近は、マトリョーシカがデザインされたものを、町でよく見かけるようになりました。

日本の入れ子人形が、ロシアで可愛い女の子に変身して、

100年の時を経て、今度は日本で再注目される。

何か世界が繋がっているようで、心温まりますよねhappy01

マトリョーシカ村の企画は「ギャラリー・リテール」。

下記のHPになります。

近くにお住まいの方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。

http://thetail.jp/

2月 17, 2010 店主のつぶやき | | コメント (4)

2010年1月19日 (火)

かなり遅い御挨拶ですが・・・

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新年、明けましておめでとうございますsign03

・・・って、だいぶ遅い御挨拶で申し訳ありませんcoldsweats01

(年賀状までいただいていたのに)

筆不精なため、なかなか更新できず申し訳ありませんcoldsweats02

今年は心機一転、生まれ変わった気持ちでがんばりますsign02

もちろんロシア仕入れも、未だ見ぬマトリョーシカ作家に巡り合えるよう、

また「木の香」ならではの企画も合わせて考えていきたいと思います。

日本の古き良き木工芸も、いろいろと紹介したいですし。

5月で5年目に入る「木の香」を、

今年もよろしくお願いしますnote

(店主YUZO)

1月 19, 2010 店主のつぶやき | | コメント (0)

2009年11月 4日 (水)

「100%ORANGEのこけし展覧会」訪問記

昨日、夢を売る店「コケーシカ」で開催されている『100%ORANGEのこけし展覧会』に、

たかなしさんとカメさんのロシア仕入れトリオで行ってきました。

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開催2日目とあって店内は、たくさんのお客様で賑わっていて、なかなか入ることができない。

ガラス越しに見えるLittle.buddaマトリョーシカは、まるで大仏印の白黒最中のようで可愛い。

それでもすべて手描きだから、Little.buddaも、

悟りを啓いた顔であったり、穏やかな表情であったり、少し眠たげであったり。

眺めているだけで心が和み、気がつけば3人とも、Little.budda表情に。 

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2階から沼田元氣さんに声をかけられ、展示会場へ。

「!!!!!!」

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ガラスケースには、すべてウッドバーニングされたこけしが、

ゆる~い眼差しで、こちらを見つめている。

以前、100%ORANGEさんにウッドバーニングを試してもらったとき、

「このボソボソとした線が、ペンとは違ってとても良いです」と言っていたけれども、

ここまで気に入ってくれたとは! 

「これだけの数をつくるのは、たいへんだったでしょうね」

「最後はお店で徹夜でしたね」と涼しい顔で沼田元氣さん。

もっとマイペンが作業性のよいものだったら、徹夜せずに済んだのにと、

申し訳ない気持ちになった。

こけしの数は、ぜんぶで99体あって、ほとんど売約シールが貼られている。

着物の柄や顔が違っていて、どれひとつとして同じものがなく、

すべての作品に愛情が感じられる。

制作にいたっては、胴体のぐるりとした輪は、

ターンテーブルで回しながら付けたという徹底ぶり。

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初日は、店の外にお客様が並び、入場制限をしたそうだ。

それは当然でしょう。

こんなに可愛いこけしちゃんを目の前にしたら、

帰りたい気持ちなど失せてしまうしね。

また白い壁に飾られたマトリョーシカとこけしのリトグラフ作品が、とてもキュート。

こちらも見逃せません!

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そのあと沼田元氣さんとロシアの話に花を咲かせたり、

たかなしさんが作ったマトリョーシカ作品を見てもらったり、

とても楽しい時間をすごしました。

たかなしさんは憧れの沼田元氣さんに作品を見てもらったので、

帰りが、雲のうえを歩いているようにフワフワした足取りだったのが印象的。

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100%ORANGEさんのこけしがこんなに揃うことはないと思うので、

ぜひ見に行かれることをお勧めします。

11月いっぱい開催しています。 

(つづく) 

11月 4, 2009 店主のつぶやき | | コメント (0)

2009年10月31日 (土)

沼田元氣さんのお店「コケーシカ」

8月16日にオープンした沼田元氣さんのお店「コケーシカ」紹介です。

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この店名の「コケーシカ」という名前は、こけしとマトリョーシカを合わせた言葉で、

ロシアの工芸品と日本のこけしを愛する沼田元氣さんならではの造語。

しかも言葉だけでなく、実際にこけしの生産地である宮城県鳴子と、

マトリョーシカの生産地であるロシアのセミョーノフに、

マトリョーシカとこけしを掛け合せたオリジナルの人形をつくらせているのが、

行動する芸術家・沼田元氣さんのスゴイところ。

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そのコケーシカは、入れ子型のこけしという単純なものでなく、

こけしなのに手が描いてあり、表情もこけしのニヒルさとマトリョーシカの愛らしさを合わせた、

お澄ましをした顔が、何とも可愛らしい。

また箱や包装紙までデザインしていて「日露友好お土産」、

「日本の伝統こけし&露西亜の伝統マトリョーシカの交流 スーベニイル」

と書いてあるのが泣けてくる。

「木の香」もこういう日露の架け橋となるような仕事をしたいよねと思う次第。

その「コケーシカ」で

新潮文庫の「Yonda?パンダ」のイラストで有名な100%ORANGEさんの作品展

100%ORANGEのこけし展覧会」が開催されます。

そして、何と!

沼田元氣さんの取り計らいもあって、ウッドバーニングされた作品も展示されるそうです。

晩秋の鎌倉散策を愉しみながら、展示会に足を運んでみてはいかがでしょうか?

手作りのもの好き!こけし好き!マトリョーシカ好き!

そして何よりも可愛いものが好きという乙女は、

この展示会を見過ごしたら、絶対後悔すること間違いなし!

もちろん、乙女ではないオッサンの私も行きます!!

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場所:夢を売る店「コケーシカ」

住所:鎌倉市長谷1-2-15  ☎0467-23-6917

期間:20091031日~1130
営業日:金・土・日・月・祝日 11:0018:00

     江ノ電・由比ガ浜駅を下車して鎌倉文学館のひとつ前の小道を右に曲がって、

  100mほど歩くと右手にあります。

(次回「コケーシカ」訪問記へつづく)

http://www.100orange.net/

100%ORANGEさんのHP

10月 31, 2009 店主のつぶやき | | コメント (0)

2009年10月30日 (金)

新シリーズ始まります!

9月末よりロシアへ仕入れに行ってきました。

相変わらず、ロシア語の上達度は、かたつむりの行進程度で、

新たに覚えたのは「注意してください!(アスタロージナ)」と

Let’s go的な意味の「ダバイ」という言葉のみ。

こんなレベルで、よく商談ができるものだと楽天的な性格の自分に感心しきり。

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ただ難読のキリル文字が少しは読めるようになって、

地下鉄もモスクワっ子並みに乗りこなせる?ようになったのは、偉大なる前進か。

というか、元々鉄道好きだった私は、路線図を頭に入れるのは得意なだけで、

本当に読めているのかは定かではない。

(そうそう、小生は乗リ鉄という輩です)

今回一緒に旅行したのは、お土産姫の異名があるたかなし姫と、

私の楽天的な性格を5倍に濃縮したような先天性道楽家であるカメさん。

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たかなし姫は1年ぶりのロシアだけに、新しいマトリョーシカに出会えるのと、

何をお土産に買っていくのか、ノートに一覧表を書いて行く前から悩んでいる。

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仕入れでは、紙粘土のマトリョーシカを無傷で入れることを

最優先課題として、我ら忠臣に命令する。

ゆえに紙粘土マトリョーシカを如何にして運搬するか、熱い議論が日夜交わされることに。

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カメさんは、日本に長期間いると鬱病になってしまうとう奇病の持ち主で、

都心に遊びに行くようにロシアやインドネシアにふらりと出かけてしまう人。

この旅行の1ヵ月前にも、ロシアに行っていているのだから、

どれだけロシア好きなのか、

もしくはロシアの塩分・糖分・脂肪分が多い余分3兄弟的な食事が好きなのか。

知り合ってから、もう10キロ以上も太っている。

そんな3人だけに、いつも以上に内容の濃い仕入れができました。

今回は仕入れ話も然ることながら、ロシアの食卓についても書いていきます。

少しでもロシアが身近で親しみのある国になることを願って。

(つづく)

10月 30, 2009 店主のつぶやき | | コメント (0)

2008年12月 4日 (木)

新しくブログが始まります!

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このたびホームページ開設にあたり、新たにブログを始めることになりました、店主のYUZOです。

店に出ていますと、よくお客様からマトリョーシカ、くるみ割り人形、象嵌細工のこと、木工の技法についての質問をよく訊かれます。またロシアはどんなところですか?というようなことも。

「木の香」を始めてから、ようやく3年目。実は木についての知識は学ぶことの方が多く、お客様に話しているのは、差し障りのないことばかりなのです。

このブログでは、仕入れの体験談や工房を訪問したときの話などを綴って、少しでも木工芸の楽しさや奥の深さが伝わればと思っています。(自分の勉強も含めて)

手づくりの物が大好きなお店にふさわしく、写真は極力つかわずにと考え、イラストはたかなしさんが担当します。文もイラストも素人のふたりですが、よろしくお願いします。

さて最初の話は10月初めに行ったロシア仕入れ旅について書こうかと思います。

お楽しみに。

(つづく)

12月 4, 2008 店主のつぶやき | | コメント (0)