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2020年5月27日 (水)

木の香便り

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 緊急事態宣言解除の宣言が発表されたけれども、この1か月半もの長い間、自分は何をしていたのかと、ふと思い返します。

外出は控え、ほとんど人と会うこともない、かつて経験したことのない不思議な時間。

自分を見つめ直すには絶好の機会と思う人もいれば、不安にかられて憂鬱な気分に苛まれたという人など、思い思いの時間を過ごしのだと思います。

 

私はと言えば、絵ばかり描いていましたね。

絵とは言っても、落書きに色付けしたような陳腐なものばかりなのですが、一日、最低一枚は描こうと決めて続けていきますと、なかなかに面白いものです。

少しでも思ったようにできますと、日毎に上手くなっているんじゃねえか、などと勝手に妄想したりしてね。

気がつくと夕暮れ時になって、一日が終わるわけです。

 

さてこのお絵描きについて説明しますと、ペンで描いたあとに、パソコンのペイント3Dというソフトで色付けしていくのですが、このソフトがなかなかの曲者でして、私みたいなパソコン初心者には手にあまりますな。

クリック一回で塗り潰してくれる手軽さがあって重宝しているのものの、色付けし終わると、フリーのイラストみたいなのっぺりとした面白みのないものになってしまう。

グラデーションや陰影をつけようとすると、一筋縄ではいかなくなって、結局、何度も近似色を塗り重ねてみたり、透明度で調整したりと、オリジナリティを出そうと苦心しているわけです。

しかもタッチペンなど持っていないから、マウスをあちらへヨチヨチ、こちらへヨチヨチと動かして、制作するという、昭和生まれらしいアナログな作業。

 

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おかげで、様々なところをクリックするものだから、いろいろな機能を覚えてしまいました。描いた絵の枚数も50枚を超えまして、怪我の功名というやつですな。

それらの絵を並べて思うのは、1カ月半というのは、決して短い期間ではないと、実感した次第。

「継続は力なり」とは昔の人は巧いことを言ったものです。

 

新型コロナウイルス蔓延は、生活や仕事に対しては負の要素が多いですが、見方を変えれば、余暇という日頃手に入りにくい時間を与えてくれたと思えば、なかなか有意義だった言えるんじゃないですかね。

だいたい齢50を超えて、小学生みたいに絵を描くことに熱中するなんて経験、ステイホームでなければ、一生味わうことなかった。そう考えるだけでも、この先の人生に少し光が射しこんだ気になるじゃないですか。

 

コロナウイルスさん、あなたが猛威を振るったおかげで、私はちょっとばかり大人になりましたよ。

そんな捨て台詞のひとことでも吐きたいですな。

 

おあとがよろしいようで。

 

(店主YUZOO)

 

 

5月 27, 2020 店主のつぶやき |

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