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2020年5月12日 (火)

木の香便り

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日々の陽性反応の患者が減ってきていて、新型コロナウィルスの収束が近いようにも感じますが、一部報道で検査人数がそもそも少なく、そう楽観視はできないと言われますと、ぱっと膨らんだ風船がしぼむような気分になって、なんともやり切れないですな。

もともと日本人の遺伝子はウィルスに強くできているなんと言う輩もおりまして、本当に何を信じてよいのやらと思う昨今でございます。

それに医療従事者や感染者に対する差別が増えているなんてききますと、もう日本人はどこに向かっているのやらと、陰鬱な気持ちにもなります。

人様のために尽力するありがたい人たちに対して、深々と頭を垂れるのではなくて、玄関先に外を出歩かないでくれと張り紙をするのですから、本当に世も末だなと、枕を涙で濡らしている毎日でございます。

 

昔は風呂のある家庭に入りに行ったもんだよ、なんて今の若い者に言ったところで、衛生上よくないとか、盗撮されそうで怖いとか、感想をいうのでしょうな。

子どもの頃は、家風呂があっても銭湯に行くのが楽しくてね。

当時は入浴料が30円だったでしょうかね。

外で草野球をしたあとに、洗面器片手に銭湯に行ったものです。

そこでもふざけているものですから、眉間によせた老人に、よく怒鳴られたものです。

今、思い返しますと、昔の老人は近所の悪ガキを、よく怒鳴っていました。

それも生半可な怒り方ではない。

雷が落ちたような怒号を浴びせたかと思うと、えらい剣幕で悪ガキが半ベソをかくまで怒り続けましたな。

竹刀なんか持ち出し来る、町の剣術家なんていう人もおりました。

 

たぶん私の子供時分ですから、明治か大正生まれの人たちで、きっと若い頃に兵隊に行かれたのでしょう。

とにかく怒り方に迫力がありました。

あの頃の人たちが御存命ならば、今回の医療従事者への差別を目の当たりにしたら、その怒りの心頭は、天地がひっくり返るぐらいのスケールで、それら心無き人々を成敗したのでしょうな。

 

昭和は遠くになりにけりです。

 

(店主YUZOO)

5月 12, 2020 店主のつぶやき |

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