« 赤羽昼吞み・雑考 | トップページ | ウラジオストック慕情(上) »

2020年2月25日 (火)

ウラジオストック便が新規就航

Photo_20200225111901

 

いよいよ、日本の二大航空会社がウラジオストック便を新設する。

JAL228日からANA329日から就航予定。近く遠い国だったロシアが、韓国やグアムに行くような感覚で、身近な観光地へと変貌するはずだ。

各旅行会社は、もっとも近いヨーロッパとしてウラジオストックの魅力を息も荒く伝えているが、さもありなん。

私は5年程前に、ウラジオストックを訪れたことがあるが、ヨーロッパ風の街並みと港町ならではの人情味あふれた雰囲気があり、アジアにはない魅力が点在し、こんな近くにあるのかと瞠目したものだった。

 

長い間、ウラジオストックは極東地区の軍事拠点であり、軍港であったため、ソビエト時代から最近までは、外国人が訪れることが制限され、それどころかロシア市民でさえ立ち入ることができない場所や施設が多数存在していた、赤いベールに包まれた街だった。

それが冷戦終結後に、徐々にベールが取り除かれて、白日のもとに晒されるようになった。さらにウラジオストックが世界に知られるようになったのは、2012年にAPECの会場になったことだろう。

ウラジオストック住む友人が話すには、APEC会場に決定した途端に、寂れた港町が日を追うごとに、着々と道路や鉄道が整備され、目玉となる世界最大の橋、ルースキー島連絡橋がつくられ、日本からの中古車貿易ぐらいでしか賑わいがなかった街が変貌するのを、目を白黒させながら見守っていたと言う。

国の威信をかけた桁違いの事業規模に度肝を抜かれたわけである。

 

Photo_20200225112001

 

APEC閉会後は、せっかくインフラや施設を整備したのに、このまま時の流れに身を任せて廃れさせては大きな損失だと考えたのだろうか、観光地として新たな魅力を発信しようと方針を打ち出した。

私が訪れたときは、その準備段階だったようで、ヨーロッパの街並みを満喫できるショッピング通り「アドミラーラ・フォーキナー通り」は道にレンガを並べていたし、マリンスキー劇場は鉄骨を組んでいた。

完成前の豊洲市場を見学に行くようなものである。

 

しかしネットで見る限り、それらはすべて完成して、観光客を受け入れる体制が十分に整っている。

しかもウラジオストックにかぎり、ロシア大使館に行ってビザ申請をする煩わしさはなく、ネットで簡単に取得できるのである。

新規路線の就航は満を持しての開設と言えよう。

何せ2時間半ぐらいで着いてしまうのである。

沖縄に行くのと変わらない。

 

Photo_20200225112002

 

個人的には、これを機会に少しでもロシアの魅力を感じとってもらい、無口で怖いというロシア人のイメージが払拭されて、相互理解のきっかけになればと願っています。

 

マトリョーシカを愛する人たちへ。

残念ながら、工芸品を扱っている店は少ないけれども、気軽にロシアを体感、視感、食することができます。それにまだまだ不安定な日露関係なので、いつ就航がなくなるかもしれませんし、相互に訪れる人が少なければ、利益優先の世の中ゆえ、減便されるかもしれません。

春から秋にかけてのロシアは、日本の四季とはちがった魅力があります。

ぜひウラジオストックを次の旅行に選んでください。

 

次回は5年前に訪れたウラジオストックのことを書きます。

(だいぶ記憶海馬が壊れた私だけれども)

 

(店主YUZOO)

 

 

 

2月 25, 2020 店主のつぶやき |

コメント

コメントを書く