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2019年7月 3日 (水)

感慨深きセルギエフ・パッサードのココロだ②

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今回、セルギエフ・パッサードの宿は、19世紀の文筆家シーシキンの生家を、ホテルとして改装したもの。

部屋数はプチホテルといっても差し支えないぐらい少ないが、赤レンガを基調とした、極力派手な装飾を排した内装で、とても落ち着いた雰囲気。

残念なことにシーシキンの業績や作品については、不勉強で何も知らないが、同時代に活躍したロシアを代表する画家、イワン・シーシキンとは関係ないようだ。

もちろんツナ缶とも関係ない。

 

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さてこの文章を読んだ人だけの朗報である。実は、セルギエフ・パッサード訪問の一番の目的は、現在、マトリョーシカの名実共に第一人者と呼んでも差し支えないマリア・ドミトリワさんを、日本に招聘するための打合せにある。

7月末に阪急うめだ本店のイベントに合わせて、来日してもらう予定で、期間中は、絵付け体験やワークショップなど、お客様にマトリョーシカつくりの楽しさや奥深さを知ってもらえばと、様々な企画を考えている。

マリアさんから直接絵付けを教わるなんて、マトリョーシカ愛好家には、至福のときとなるはず。

 

ぜひ多くのお客様に参加いただければと願っています。

詳細は日を追ってお伝えします。

 

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マリアさんと打合せが終わった後は、ナターリア・バローニナさんの仕事場へ。

以前は自宅でマトリョーシカを製作していたが、一部を改築するために、こちらに移ったらしい。

この建物は全体がアトリエににっていて、各階に絵描き、彫刻家、工芸家など、様々な芸術家が製作に勤しんでいる。

広い間取り、柔らかな陽射しが差し込む窓辺、市の中心部という好立地を考えると、芸術家にとっては、この上ない良い環境だろう。

ナターリヤさんも自宅には帰りたくないわと微笑んでいる。

羨ましいかぎりである。

(羨まし過ぎて、写真を撮るのを忘れてしまったが)

 

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その後も何人かの作家と会い、9時の日没まで時間があったので、世界遺産にもなっているトロイツェ・セルギエフ修道院に足を運んだ。

恥ずかしながら、何度もこの地を訪れているけれども、なかに入るのは初めてである。

もう観光客が帰る時刻なので、ほとんど人影がなく、ことのほか静かである。

初夏だけに中庭には花が咲き、鳥の囀りが聞こえる。

平日だというのに、賛美歌が厳かに歌われている。

その澄んだ歌声が、教会の高い天井に響き渡る。

静かに眼を閉じる。

耳を澄ます。

 

こうして魂が浄化されないと、人は生きていけないと、ふと思う。

 

ちょっとキザだね(笑)


 

 

(店主YUZOO 

7月 3, 2019 海外仕入れ店主のつぶやき |

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