« 第10話 ロシア買付日記 | トップページ | 第1回 紙の上をめぐる旅 »

2017年10月11日 (水)

at last ロシア買付日記





さらばモスクワ。
されどモスクワは涙を信じない。
モスクワで起こった数々の悲喜劇に比べたら、旅行者などは麦の一粒にしか過ぎない。
本日、帰国の途に着く。

しかし最終日は、散らかしたオモチャを箱に片付けなければならないような雑務がいろいろとある。
今回は8月のイベントに合わせて、陶器やガラスの小物が多いので丁寧に梱包しないと、ロシアから荷物が届いて封を開けた途端、分別ゴミ送りという悲劇になってしまう。
とくにガラスのオーナメントなんて、赤ちゃんの素肌のような繊細さ。
オヤジの武骨な手で触れるのも怖いくらいである。
これをもう一度、日本から持参した梱包材で包み直す。




それから手荷物で持って帰るものと、発送するものと仕分けをする。
この仕分けも単身赴任のお父さんのように「いる、いらない」と呟きながら、大まかに二つに分けていく。
高価なものだけが選別されると思われがちだが、角が折れたら価値がなくなる絵本や紙の飾り物などもトランクに入れられる。
トランク2個、リュック1個分の合計56キロが、手荷物組として一緒に帰国することになる。
それらを両手と背中に抱えながら、モスクワ郊外にあるドモジェドヴォ空港に向かうことになる。
単身赴任も楽ではない。





今回もたくさんの出会いがありました。
50歳の誕生日パーティがあんなに盛大にお祝いすることを初めて知ったし、ふだんはマトリョーシカを作っているおばあちゃんが、あんなに着飾って元気に踊っている姿を見て、まだまだ人生愉しいことがいっぱいあるのだと強く感じました。
もちろん、この日記では書けないようなハプニングもありました。
でもそれは小さな出来事すぎて、人生の悦びに比べたら些細なことに過ぎません。
ネット社会で世界が身近になったけれども、やはり人と人が出会うことほど素晴らしいことはないと思います。
それはバーチャルな世界ではなく、現実に自分に起こった出来事なわけですし。

今回は最初と最後は、いつもの自分とは違い気障な言葉で締めてみました。
あゝ、恥ずかしい。赤面也。

(店主・YUZOO )

10月 11, 2017 店主のつぶやき, 海外仕入れ |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/184818/65904409

この記事へのトラックバック一覧です: at last ロシア買付日記:

コメント

コメントを書く