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2017年8月 5日 (土)

第4話 阪急うめだ細腕繁盛記

【第4話 阪急うめだ細腕繁盛記】





商売の究極は、お客様に感嘆の声をあげてもらいたい。
レストランでお客様が「美味しい‼︎」と声を洩らすこと、お母さんが子供たちに「ママのつくったカレーが一番好き」と言われるのと、同根にある心情だと思う。
喜びの声。驚きの声。感動の声。
それを客商売する者として、聞きたいのである。

今回のイベントのテーマは、展示台から溢れんばかりのマトリョーシカ。
今迄に、これ程の数のマトリョーシカを見たことないと、お客様に声にならない感嘆の声をあげてもらいたいのである。
そこで寿司屋で言うところの「こぼれイクラ軍艦巻」のイメージで、準備をしてみた。
断っておくが、マトリョーシカを酢飯の上に乗せることではない。焼き海苔に巻くわけでもない。もちろん醤油もいらない。
あくまでもイメージ戦略である。

幸いなことに木の香には、お多恵とお澄という二人の優秀なデザイナーがいる。
プロ野球で言えば、二人で30勝は堅い剛腕エースである。
この二人がイベントに合わせて連投を重ね、ポスター、手拭い、ポシェット、トートバッグを製作。
この手拭いは、歌舞伎俳優が御用達の梨園染め、注染と言われる江戸時代からの技法で、1枚1枚を丁寧に手で刷っていく、たいへん手間のかかるもの。
良いモノにこだわる木の香の心意気と、二人のエースの見事な投球術を感じてもらいたいのである。



またポスターを壁という壁に、ナイアガラの滝のように四方八方に張り巡らし、ここがマトリョーシカ共和国だということを表現してみた。
お客様は入国したら、自分もマトリョーシカなのではと錯覚に迷い込み、この国の一員だと思ってもらいたい。ユートピアは意外に近くにあるのだと感じてもらいたい。



そのためマトリョーシカは、買付史上、最大数が、このイベントの為に取り揃えてみた。
いや数は正確にはわからないので、最大数の重量、150キロを買付けている。
これだけあれば、十分に棚から溢れ落ちる量である。寿司ざんまいも、腕組みして唸ってしまう数量である。

こういう話、普通はイベント前に書かなければならないのだが、連日ご来店いただいたお客様の感嘆の声を聞いて、つい内幕を明かした次第。

今日は土曜日。
阪急うめだ本店にお出かけになるお客様、広いフロアで、木の香が何処にあるのかわからないかもしれませんが、良く耳を澄ませてください。
10階で、声にならない歓声が上がっている場所が、木の香になります(笑)


(つづく)


8月 5, 2017 展示会情報, 店主のつぶやき |

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