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2017年8月22日 (火)

第3話 ロシア買付日記




♬今日は朝から雨ぇ〜
嫌な天気やけどぉ
さぁ一緒に出かけよう〜

有山淳司の歌ではないけど、空を恨めそうに眺めて、外へと出ていく。
買付で日曜日に雨が降るのは、月曜日の朝に人身事故で電車が止まるぐらいに最悪である。天候のことだけに誰にも文句は言えないし、ロシアの天気予報を聴いても理解できないので、午後からの天気さえわからない。
今日は一日中雨降りなのか。

100円均一で買ったレインコートを着て地下鉄へ向かったけど、周りを見ると傘をさす人も、雨具を着ている人も少ない。
この位の小雨ならば身体に良いと言わんばかりに濡れている。
幼稚園から帰る子供のような無防備な格好でいて、小雨程度に神経を尖らせている、こちらが恥ずかしい。




ロシア人にとって雨に濡れるということは、如何なる意味があるのだろうか。
大地の民であるロシア人は、自然と寄り添い生きていると、為すがままに、為されるがままに、茄子がママの好物であるかのように、受け入れているのである。
突然の雨降りのために、コンビニで随時傘を置いてある日本と、店舗でも傘を見かけることが少ないロシア。
民族学的な見地から探っても興味深いテーマかもしれない。

本日はモスクワ郊外にあるマトリョーシカ作家さんの自宅を訪問。
地下鉄を乗り継いで行く。
詳細は書けないが或るアイデアを伝えに行くのが主な目的。もちろん買付もだけど。
自宅の窓から見える景色は、緑が鮮やかで美しい。このような四季の風景を目の前にして描くから、あのような色彩鮮やかなマトリョーシカができるのかと、改めて実感。





お茶の時間に自家製ピロシキのおもてなし。
日本のピロシキみたいには揚げてはいない。
何処で間違って日本に伝わったのかなと、ぼんやりと考えてみたが食欲が勝り、カレーライスやラーメンが独自に発達したのと同じと結論づけてみた。
たぶん中央アジアのパンが揚げたものが多いから、それがピロシキとして伝わったのだと思うけど。
香り豊かなお茶と美味しい食事。それに愉しいお喋り。
それさえ満たされていれば、何も必要はない。ロシア語があまり理解できなくても、胃袋が理解してくれる。

(店主・YUZOO )




8月 22, 2017 店主のつぶやき, 海外仕入れ |

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