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2016年7月 3日 (日)

買付おやぢはセミョーノフをめざす(14)

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(写真はニジノヴゴロドから見たヴォルガ河。

渡った橋のある場所は、この倍ぐらいの広さはあった?)

 

さらに6時間ほど過ぎただろうか。

コブロフさんが

「今回は前とは違う橋で、ヴォルガ河を渡るよ」

と後部座席に座る私たちの方に振り返ると、

やや運転に疲労困憊した顔で告げた。

 

前回、セミョーノフ来訪時に、

大型トレーラー数台と観光バスの玉突き事故かあり、

そこに一般車が巻き込まれるという

大惨事に遭遇した苦い思い出があるからだ。

母なる大河ヴォルガには、

それほど多くの橋が架かってはいない。

 

迂回する手立てもなく、忍耐強く待つこと3時間。

疲れを通り過ぎ、睡魔が襲ってくるような段になって、

ようやく一台分が通れる程度に道が開通し、

のろのろと車が動き始めた。

しかしそれだけの大事故なのに、

交通整理に警官が出動するでもなく、

砂時計に吸い込まれる砂のように車が集中し、

さらなる悲劇を生むことになった。

 

ロシアという外国ゆえ、運転を代わるわけにもいかない。

頭を充血させて運転を続ける

コブロフさんを見つめながら、

神のご加護がありますようにと、

無事にセミョーノフに辿り着くことを願ったのも、

塩辛い記憶である。

 

コブロフさんの言うところの渡る橋を変更すれば、

事故に遭遇しないかという考え方は、

確率的にいえば同じなので成立しないけれども、

人間の記憶から見れば、正しい選択である。

手痛い経験は、なかなか記憶から消えないものである。

  2
(ニジノヴゴロドのロープウェー。

観光客だけでなく生活移動の手段としても使われている。

対岸まで10分ぐらい)
  

 

ということで前回の

ニジノヴゴロドからセミョーノフに架かる橋を渡らずに、

さらに北上したところにある橋が選ばれた。

 

残念ながら、どの町に架かっている橋なのか、

今現在失念しまっている。最近、物忘れが酷いのは、

すべての原因はアルコールの妖精の悪戯なので、

お許し願いたい。

 

 

次回の更新は7月6日になります。

 

(店主YUZOO)

7月 3, 2016 海外仕入れ |

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