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2013年11月18日 (月)

ポール・マッカートニーがやって来る!!ヤー!ヤー!ヤー!

  

Photo_2  

ポール・マッカートニーが来日している。

11年ぶりの日本公演。御齢71歳でのステージである。

私は熱心なポールマニアというわけではないが

1980年あたりまでの作品は、一通り聴いている。

  

なぜ1980年までかというと、

ポピュラー音楽業界が肥大化するにつれ、

消費システムに飲み込まれ、実験性や革新性を失い、

どの曲も同じようなアレンジ処理がなされ、

売れている曲こそ名曲であるという

流れになってきたためである。

 

そのような仰々しい曲を一括りにして

産業ロックと半ば皮肉って呼んだのも

この頃だったと思う。

ポピュラー音楽と決別したのは、

そんな音楽をつまらないと感じたためである。

 

 

もちろんポールのせいではない。

 

そんな私の勝手な思い込みとはよそに、

ポールは一度たりとも創作活動を滞らせることなく、

稀代のメロディーメーカーとして新譜を発表し続け、

こうしてツアーにも出て、

はるばる日本までやって来たのである。

  

しかし、なぜこの年齢になってツアーに出る

必要があるのだろうかと、凡人ならではの疑問もわく。

日本でいえば、

あと4年で後期高齢者に達する年齢である。

いつも通り、良い曲を書き続け、

コンスタントにアルバムを発表しているだけで

十分なのにと考えてしまうのは、浅墓ゆえか。

  

ポールの本音は何処にある?

  

さてこの疑問を少しばかり和らげてくれるのが

中山康樹『ミック・ジャガーは60歳で何を歌ったか』

という新書。

この本には60年代のロック黎明期に

輝かしくデビューを飾り、今も現役で活躍する

ミュージシャン14人の生き様を論じている。

もちろんポールについての項もある。

<すなわちポールは、ビートルズ時代から変わらず挑戦意欲を持ち続け、前衛芸術に対する抑えきれない創造的衝動を抱えたまま、創作活動を継続している>

とポールの創作への姿勢を見極め、

下記の言葉で締めくくっている。

<その引き算の潔さと高い音楽クォリティー、そして無尽のエネルギーと創造力。……ビートルズ時代に十分に与えたにもかかわらず、さらに多くのものを分かち与えようとしている>

すなわち、今回のツアーは

懐古的なものでも集大成的なものでもない。

たとえ演目にビートルズ時代の曲が多くとも、

そこには創造というスパイスが効いているはずである。

  

ポール、ここ30年ばかり熱心に聴かなくて、

本当にごめんなさい。

  

(店主YUZOO)

 

 

 

11月 18, 2013 店主のつぶやきブックレビューCDレビュー |

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