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2012年11月20日 (火)

ロシア語でテイクアウトは何という?

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今日は先日話した簡易食堂の話の続き。

その店ではジャルコエ(豚肉とじゃがいもを煮たロシア版肉じゃが)か

ボルシチを注文し、それでも腹が満たされないようならば、

もう一品注文する。

上の写真が、腹が空いたときに注文する逸品。

交通事故の現場でもなければ、バイカル湖の地図でもない。

れっきとしたハムエッグである。

 

ロシアでは日本のようにヨードだのカルシウムだの

化学飼料をふんだんに与えていない。

またコストが嵩むためか自然にちかい飼料を与えているため、

日本の鶏卵のように限りなくオレンジに近いイエローではなく、

限りなくイエローに近いホワイトである。

おかげで卵を買うと、家まで運動会のスプーン競走のように

割れないように慎重に運ばなければならないし、

もちろん黄身がぽっこりと丘陵状に盛り上がることもない。

 

写真を目を凝らして見れば白身の砂漠にのなかに

薄く色付いている部分があるでしょう。

そこがさまよえるオアシス、黄身である。

これを一日の仕事を終えて、ビールのつまみにすると、

あんこうの肝を食している気分になるから不思議である。

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さて本題である。

ある日のこと、まだ腹が満たされないのか、

チェリパシカ氏が美人おかみのところに行き

ピロシキを何個か注文している。

この光景、大食漢のチェリパシカ氏ならではの見慣れた光景で、

驚くに値しないのだが、注文したあとに「С тобой」

と囁いているのを聞き逃さなかった。

 

そして、こともあろうことか美人おかみも満更でもない様子。

はにかむように微笑んでいる。

「С тобой」。

直訳すれば「あなたと共に」、「あなたと一緒」であり、

ロシアの音楽や映画でも、よく耳にする言葉である。

どんなシーンで使われるかと、野暮な説明はしない。

 

もしかして今晩は、野宿かバスルームで寝なければならないのか、

独りどぎまぎしている私をよそに、

にこにこと笑みを浮かべてチェリパシカ氏が戻ってくる。

パックに入ったピロシキを大事に抱えて。

 

「チェリちゃん、今晩誘ったの?」と興奮気味の私。

「何のこと?」

私の意に反してピロシキに心を奪われたままのチェリちゃん。

「だって、С тобойって、囁いていたじゃん!」

「えっ???С тобойって、ロシア語でテイクアウトの意味だよ」

「●ДЖ????f@z××」

 

その晩は、チェリパシカ氏の言うとおり、美人おかみが

ドアをノックすることもなく、実に平凡な一日となったのだが。

ただテイクアウトとあなたと共にが、同じ表現とは信じ難い。

もしかするとチェリパシカ氏は、手玉に取られて玉砕されたのを

ごまかすためのテレで言ったのか?

本当にテイクアウト(お持ち帰り)の意味なのか?

謎が謎を呼ぶばかりである。

 

だれかロシア語に精通している方、

すっきりとサルにでもわかる言葉で説明していただけだろうか。

もやもやして眠れぬ日々が、日本にもどった今も続いている。

(※上の写真で美人おかみを想像してね)

(店主YUZO)

11月 20, 2012 海外仕入れ |

コメント

ス・タボイではなくてス・サボイですよ~。
まちがってもス・タボイなんて(その気が無いなら)言わない方がよいです!
トゥイで話しかけた時点であまり良い印象じゃないし・・・

投稿: わたなべ | 2012/11/20 20:10:59

わたなべ様

ありがとうございます。

なるほど!!
自分と共にという意味で、
テイクアウトになるんですね。

ようやく、もやもやが解けました。
よかったです。

投稿: YUZO | 2012/11/20 23:18:59

正直、тыで話してこない奴は胡散臭い。
何かあるやつかなと思う。ソビエト時代からの
流れで、余程年齢差があるならвыも判る
けど、そうでもないのに丁寧な言葉使うのは
半分馬鹿にされているのか距離を置きたいのか
差別しているのか、のいずれかでしょう。

投稿: ТОБАЮ | 2013/01/31 13:58:25

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