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2012年9月24日 (月)

シエレメチェボォとドモジェドヴォ

Photo_3

   

ホーチミン-モスクワの飛行時間は約10時間。

東京-モスクワ間とほぼ同じである。

この10時間というのが厄介者で、以前ならば読書で

やり過ごすことができたのだが、今は薄暗い読書灯の下では、

眼がしょぼしょぼしてしまい活字が滲んでしまう。もしくは踊りだす。

ゆえに惰眠を貪るか、

他愛のない空想で時間を潰すしかないのである。

 

「マトリョーシカ博物館を日本に建てるならば何処?」

「最後に残ったニホンカワウソは、何を思って暮らしていたのだろう」

「『子』という漢字をバランスよく書くのは、『薔薇』を覚えるより難しいかも」

 

そんな空想を200ぐらい重ねているうちに、機内放送が流れ、

あと30分ほどでドモジェドヴォ空港に着くという。

 

ベトナム航空の印象を簡単に記すと、

座席が段ボール箱のように狭い、食事はまあまあ、

ビールはツボルクかスーパードライ

(寝付け薬と称して4本飲んだが眠れず)、

スチュワーデスは少し不機嫌そうだけど、てきぱきと働いている

という感じ。

ロシア人は座席の狭さに辟易としていたようで、

消灯した機内を冬眠前の熊のように、うろうろと歩き回っていた。

 

到着。

初めてのドモジェドボォ空港。

 

モスクワにはシェレメチェヴォとここのふたつの国際線の空港があり、

チェリパシカ氏によると、ドモジェドボォは

入国手続も簡単で手際よく、ストレスをまったく感じないという。

 

思い返せば、シェレメチェヴォ空港では良い想い出がない。

入国に最長6時間待たされたり、賄賂を求められたり、

書類の不備で翌日まで拘束されたり、

記憶が蘇えるだけで、

どっと疲れがでるような苦いものばかりである。

そのおかけで、無意識のうちに、モスクワ市内に着くまで、

飛行機10時間、入国手続2時間、移動に3時間と

計算を立ててしまっている。

 

さてドモジェドボォは?

まず入国手続。通常、入出国カードを機内で書くのだが、

このカード、しょぼくなった擦れ枯らしの眼には、

米粒に仏画を描くようなもので、細書きのペンを用意して、

邪念を捨てて一気に書き上げなければならない代物。

しかも滞在中は、その半券を常に携帯していなければならず、

紛失すれば面倒な問題が降りかかってくる、たいへん貴重なもの。

 

ドモジェドボォでは、パスポートを渡すだけで、

必要事項を入力して印刷してくれる。

画期的なサービス!!もしくは革命的前進!!

 

そして荷物が出てくるのも早いので、30分ほどで何事もなく入国。

早々に空港とモスクワ市内を結ぶ「アエロエクスプレス」の乗車。

 Photo_4 

(ノンストップで空港とモスクワ市内を結ぶアエロエクスプレス)

 

余談ですが、これからモスクワへ旅行を計画をしている方、

どちらの空港を使用している航空会社かもチェックしてくださいね。

シェレメチェポォ空港であっても、

アエロフロートならばストレスなく入国できます。

それ以外は私の経験からは「やれやれ」もしくは「あれあれ」です。

ちなみにJALはドモジェドボォです。

(つづく)

 

(店主YUZO)

9月 24, 2012 海外仕入れ |

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