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2012年7月 9日 (月)

ロシア語を学んでいるけれども(5)

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ロシアについて文化、政治、歴史など様々な本を、

目につき次第、買い漁って濫読しているのだが、

そのなかで必ずといっていいほどロシア人の精神性について

引用されている詩がある。

 

19世紀の詩人フョードル・チュッチェフの綴った4行詩で、

ロシア人ならば誰でも暗誦しているほとの有名な詩らしい。

 

先日読んだ亀山郁夫と佐藤優の対談『ロシア闇と影の国家』

では第三章「霊と魂の回復の冒頭に載っていたし、

先日紹介した『ファンタスティック・モスクワ文学』でも

留学のきっかけとして、この詩を紹介していた。

 

つまりロシアを理解するには必須の詩といえるのである。

たとえば突然、居酒屋や飛行機で

ロシア人と相席になったなったとき、

この詩を諳んじてみせれば、忽ち大親友に早変わりし、

以後気まずい雰囲気で長い時間過ごさなくても済むのである。

 

この世のなか何が起こるのがわからないから、

ロシア人と出会う確立はないともいえないし、

危機管理として日頃から考えていたほうがよい事項かもしれない。

電力会社の社員にかぎらずネ。

 

そのロシア人精神を歌った詩は以下のとおり。

 

ロシアは理性ではわからない

ふつうの物差しでは測れない

ロシアには特別な気質がある

ロシアはただ信じるしかない    (訳・沼野恭子)

 

ロシア語だと語尾がすべて「~тъ」と韻を踏んでいて、

音楽的な響きがあり、ともに朗読すれば、

さらに親交が深まることになるだろう。

 

ただ以後の酒を酌み交わすことになってから、

ロシア人の桁外れの酒量に、

「ふつうの物差しでは測れない」ことを痛感し、

延々と続く酒宴にいつか終わりが来ることに、

「ただ信じるしかない」

ことになるかもしれないけれども。

 

(店主YUZO)

7月 9, 2012 ロシア語 |

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