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2012年6月11日 (月)

ロシア語を学んでいるけれども(3)

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ロシア語講座はいよいよ格変化や動詞の変化に入ることに。

さらに女性、男性。中性名詞に合わせて様々な形になり、

話し相手によって変わる時もあるから始末が悪い。

 

スレッ枯らしの脳には、新たな言語を覚えるようなメモリーは

残っていないし、舌も炭火で炙られたかのように呂律が回らない。

もう先が見えたようなもの。

そんな切羽詰まった気持ちが表情に出ていたのか、

先日の講義はロシアのアニメやニュースを観ることになった。

 

講座の副題は、近くて遠い国ロシアの言語と文化に触れてみよう

とあるので、あながち突飛な出来事ではないのだが。

『チェブラーシカ』の一部、短編アニメ『ミトン』、

警察が麻薬売人のアジトに強行突破する手荒な映像など。

窓の格子にロープをジープに結んで破壊し、

乗り込む警察の方法に、受講生一同、唖然。

 

私といえば、久しぶりのロシアのニュースに思わず笑顔が零れる。

ニュースの普及の名作というべき、

「プーチン大統領の虎退治」をもう一度見たくなってしまった。

 

驚嘆の声が上がるなかで、『ミトン』が流れた途端、

その詩情あふれる映像に、教室に暖かく優しい空気に包まれた。

 

『ミトン』は犬を飼いたくてたまらない少女が、母親に反対されて、

仕方なく赤い手袋を子犬にみたてて独り遊んでいると、

その手袋に願いがつたわったのか、子犬に変身するお話。

台詞はまったく無いのに、パペット人形のちょっとした仕草で、

少女の淡い気持ちを表現している。

 

私は子犬が、また手袋に戻ってしまったとき、

もう一度子犬に戻らないかなと、手袋にミルクをあげて、

優しく手袋をなでているシーンが好きで、

何度見てもホロリとしてしまう。

涙腺か弱くなったのは年齢のせいではない。

 

この『ミトン』を制作したのは『チェブラーシカ』と同じスタッフ。

流れている風邪の香りし同じ、切ないほどの優しさである。

 

生活の泡で、心が刺々しくなったり、

人間関係で気分が塞がったりした時に観ると、

春の息吹が深雪を溶かすように、

頑なな心をゆっくりと和らげてくれます。

 

市販のDVDは

『ママ』、『レター』と3本の短編が収められているので、

その日の気分によって選ぶのもお勧めかも。

 

それに一度にすべて観てしまうのも、もったいない気がすねしネ。

(店主YUZO)

6月 11, 2012 ロシア語 |

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