ロシアチョコレートの老舗「マツヤ」訪問記
先週、新潟出張があったのでロシアチョコレートの老舗、
マツヤに寄ってきました。
1930年より、初代がロシアチョコレートをロシアの職人より
製法を伝授されたのが始まりというから、
ロシアについては「木の香」より断然付き合いが長い。
店の看板も、キリル文字でばっちりと決まっていて、
風格さえ感じます。
「木の香」もキリル文字にして「Кинока」にしようかなと、
ふと頭をよぎったりして。
хорошо!!
店に入って職業柄か、まず目に飛び込んでくるのは、
マトリョーシカとチエブラーシカの並んだ棚。
セミョーノフ系のマトリョーシカが中心だけれども、
あの猫の数え遊びマトリョーシカがあるではないですか!!
それに棚の端には、あのマトリョーシカ界を震撼させた
世紀の名著『マトリョーシカ』があり、思わずニンマリ(笑)
もちろん看板のロシアチョコレートも、12種類の味でお出迎え。
包み紙も色とりどりで目移りしてしまうほど。
何を買って帰ろうかと迷ってしまいますね~、
ロシアは近くになりにけりと、独り言などを呟いていると、
ショーケースの一番下にはクッキーのマトリョーシカが、
私たちもいるから見過ごさないでねと
小さな手で招いている。
このクッキー、マトリョーシカ型に象っていながら、
描かれたマトリョーシカの絵が左右にずれていて
手作りでしか表せない可愛らしさ。
本場ロシア人でも考えつかないアイデアだと、またもやニンマリ。
実はマトリョーシカたちよりも、さらに可愛いのはマツヤのお母さん。
「記念に一緒に写真を撮りましょう」と私がいうと、頬を赤らめて、
「写真は苦手だから、マトリョーシカだけにして~」
とショーケースの下にしゃがみこんでしまう。
このお母さんの純朴さに会えただけで大満足。
「山田君、もう座布団なんか欲しくないから歌丸さんにあげて」
と悟りの境地でのたまってしまうようなひとりごち。
ロシア好きの皆様。
ぜひ新潟にお寄りの際はマツヤまで足を延ばしてみてください。
チョコレートの味は本場ロシアを思わずにはいられないです。
お土産にもお勧めです。
マツヤの地図と営業時間は下記になります。
(新潟駅から歩けますよ)
(店主YUZO)
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