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2011年12月10日 (土)

「君の友だち」を口ずさみながら

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先日、大学の先輩同士が再婚した。

 

親に反対されてお互いに本意でない相手と結婚したものの、

その想いの火は消えず、

それどころか一緒にいたい気持ちは募るばかり、

そして月日が流れることウン十年、念願かなって結ばれた。

・・・・・・というようなドラマティックな結婚話ではない。

たぶん第二の人生を気心の知れた人と過ごしたい

というのが真意だと思うが。

 

その真意を単刀直入に訊くのも野暮だし、

分別のわかる年齢になった以上、大人の恋愛を

根掘り葉掘りきくのも見苦しい。

私は粋を心情にしている人間である。

 

その信念に従ってささやかな結婚パーティの席でfは

お祝いにマトリョーシカをプレゼントして、

「マトリョーシカを閉めるときに、願いことを言うと叶うというジンクスがありますので、それだけは忘れないでください。いつまでもお幸せに」

とさらりと祝詞を述べただけに留めた。

 

これが粋というものである。

常日頃から粋というものに細心の注意を払っている私にとって、

高倉健のように祝詞では多くを語らないことが

最大の美徳としているところだが。はて?

 

この結婚パーティにはたくさんの友だちが集まり、

アットホームな雰囲気に包まれ、始終笑いが絶えなかった。

十数年ぶりの再会も何の違和感のなく、

やあやあという気軽な感じで話しているのを見て、

友だちというのは本当に良いと思った。

月日を重ねれば重ねるほどに、

味わい深く、愛おしい存在になっていく。

 

君は僕の名前を呼ぶだけでいい

どこにいようと君に逢いに飛んでいくよ

冬でも春でも、夏でも秋でも

君が呼びかけてくれれば

すぐに行くよ

それが友だち

 

これはキャロル・キングがつくった曲。

たくさんの人に歌われている名曲だけれども、

ジェームス・テイラーの歌が一番好き。

少し線の細いジェムス・テイラーの歌声が、

ふだんは気弱で頼りない僕だけども、君が淋しいときや

辛いときには、いつでもどんなときでも駆けつけるからねと、

切々と歌う姿に、本当の優しさを感じてしまうからかもしれない。

 

1971年発表の「マッド・スライド・スリム」に入っています。

(店主YUZO)

12月 10, 2011 CDレビュー |

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