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2011年12月20日 (火)

クリスマスはソウルを聴きながら・PART2

 6terryhuff 

先回に引き続きクリスマスに聴きたいソウル・アルバム第二弾。

ゆっくりと恋人、もしくは恋人未満の人と音楽を聴いて

ムードを高めたいのに、選曲機能を使うなんて

気持ちが冷めてしまうとお嘆きの貴方、全曲ファルセットで

甘く切なく歌い上げる逸品あります。

 

もう切ないという言葉が虚しく響くぐらいの悲哀で歌うのは、

植木屋で刈ってもらったような真ん丸のアフロヘアが

いかしているテリー・ハフ。

このテリー・ハフ&スペシャル・デリヴァリー『ザ・ロンリー・ワン』

その筋では昔からファルセットの名盤と謳われたアルバムで、

レコード・コレクターズ誌のソウル・ファンク・ベスト100選で、

ぎりぎり94位にランクインしたお墨付きのブツ。

 

クリスマス・イヴは少し部屋の明かりを暗くして、

二人で甘く切ない歌声に耳を傾けるだけで、

この聖なる夜が永遠に続くような気分にさせてくれます。

未だ友達の線を踏み越えられないと悩んでいる貴方には、

テリーの歌声が優しく背中を押してくれるはず。

経験者から助言しますと、

音楽について余計なウンチクを言うのような

野暮なことは絶対してはいけません。

 

それとひとつ注意していただきたいのは、

母国語が英語圏の彼女、英語が堪能の帰国子女と

一緒に聴くのは禁物です。

実はテリーの得意としているは失恋バラードで、

このアルバムも全編、失恋の美学で占められています。

 

一緒に失恋ソングを聴くことで

独りでいる寂しさに気づき、二人見つめ合った瞬間に

恋に落ちたという話もありますが、

それはかなり危険な賭け。

ここは無難に英語のわからない者同士で

聴くのをお勧めします。

 

二人の気持ちが最高潮に達するのは10曲目。

テリーの唯一のヒット曲であり、

メロディ良し、アレンジ良し、切なさ良しのバラード。

言葉をひとつひとつ噛みしめるような歌声に導かれて、

貴方はそっと彼女の肩を抱き寄せるだけで十分です。

テリーの力を信じましょう。

 

検討を祈ります。

(店主YUZO)

12月 20, 2011 CDレビュー |

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