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2011年10月 6日 (木)

ロシアのセミは鳴いているか

Photo_3  

9月末頃の話である。

 

台風も去り、そろそろ肌寒く感じてきたけれども、

まだ日によっては蒸し暑く、

寒暖さが日替わりでやってくるのだが、

近く公園では、未だにセミが鳴いているのである。

 

遠く子供の頃を思い返しても、9月初めに、

アブラゼミが去り、ツクツクボウシが鳴き納めをして、

初秋が来るというのが正しい夏の終わり方。

 

それなのに「まだまだ現役だぜ、死んでたまるか!」

とばかりにあちらこちらの木で鳴いているのである。

 

地球温暖化は着実に忍び寄っているのか。

それともここ数年でセミが劇的な進化をとげたのか。

セミの賑やかな鳴き声とは裏腹に、背筋に冷たいものを感じる。

 

そういえば、ロシアが記録的な猛暑に見舞われた昨年、

クーラーも無い35度を下らないホテルの部屋で、

息も絶え絶えの暮らしていたが、

ロシアでセミの鳴き声を聴くことはなかった。

聴こえるのは、暑さで頭が朦朧となった旅行者の呻き声だけ。

 

ちなみに日本の最北に住むセミは写真のエゾハルゼミである。

初夏の短い期間に鳴くらしい。

やがてこのセミが樺太へ渡り、大陸までひと跳びし、

バイカル湖の上を飛行し、ウラル山脈を越えて、

モスクワやサンクトペテルブルクで鳴く日がやって来たらと想像すると、

さらに背筋が冷たくなった。

 

とは言うものの、ヒメハルゼミの鳴き声は聴いたことないのだが。

(店主YUZO)

 

10月 6, 2011 店主のつぶやき |

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