趣味はじゃがいも?
モスクワ周辺を仕入れでまわっていると、一番問題になるのが食費。
モスクワの物価は東京と変わらないほど高い。
気の利いたレストランに入れば、
すぐに日本円にして一人当たり3000円飛んでしまうのである。
しかも貴重な仕入れの費用を腹を満たすことで散財してはいけない。
なるべく食費を抑えようと様々な対策を練らないと、
せっかく未知のマトリョーシカに出会えたのに資金が尽きていた
というような悲劇にもなりかねないのである。
そんな私たちの定番の店は「КАРТОЩКА」。
その名も、ジャガイモという名のロシアのファーストフード店である。
じゃがいもを抱えたおじさんがトレードマークで、
地下鉄の駅や繁華街には必ずと言っていいほどある
ロシアではもっともポピュラーなお店。
店内は一般的なファーストフード店と同じで、
メニューの写真が掲げられたサインボードに価格が書いてあって、
ロシアらしい無愛想なお姉さんにオーダーをして支払いをするだけ。
その料理の中身はというと、
オーブンで焼かれたじゃがいもに大量のバターとチーズを混ぜて、
ペースト状態にしたあとに、好みの具をトッピングするだけという
いたってシンプルなもの。
オーブンで焼かれたじゃがいもは、ほくほくとして美味しく、
こってりとしたバターとチーズのおかげで1個食べるだけで、
十分に腹を満たしてくれる。
ロシアではじゃがいもは主食といっていいほどの食材なので、
かたちも大きく、味もしっかりとして、食べ飽きることはないし、
財布にも優しいので、ほぼ毎日食べていた。
仕入れの一週間で、チェリパシカ氏は10kg、私は8kgぐらい
じゃがいもを食べていたと思う。
上記の写真が、「КАРТОЩКА」での私たちの鉄板オーダー。
これで一人前700~800円程度。
財布とお腹に優しいことがわかっていただけると思う。
参考までにこの店がロシアらしいと感じたのは、
夕刻になると店内は若者でいっぱいになるのだが、
ビールやウォトカを頼んで、もしくは持ち込みをして、
ちょっとした飲み会をはじめる。
つまり日本で例えるならば、
マクドナルドでビールを飲むようなもの。
その光景に違和感を感じないのもロシアらしい。
(店主YUZO)
10月 27, 2011 海外仕入れ | Permalink

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