コレクターさん所有のマトリョーシカ
またまた本の話。
今回、ふたりのコレクターの方からマトリョーシカ・コレクションを
お借りして写真撮りをしました。
とにかく2人とも、コレクター歴は10年以上。
マトリョーシカを扱う店が、まだ少なかったときから蒐集を始めている
筋金入りのコレクターです。
コレクションは軽く200体を越えるそうで、
貴重なコレクションをお借りできるということで、
どんなマトリョーシカがくるのか楽しみにしていました。
荷物を開封して思わず、驚嘆の声が。
ザンナさんの10個型が、ものすごい存在感で鎮座していたのです。
ザンナさんといえば
「アート・オブ・マトリーシカ」(洋書)で紹介されいる作家で、
ぽっちゃりとした頬が特長の愛くるしいマトリョーシカをつくっています。
現在は美術学校の講師をしているそうで、
マトリョーシカは注文がはいったときにしかつくらない
寡作な作家でもあります。
「木の香」でも5個型を少しだけ扱ったことがあるのですが、
丁寧な色付けされた作品は、かなり高価。
そのマトリョーシカは海外ネット通販で購入したらしく、
いろいろとやり取りに苦心しながら、
ようやく手に入れることができた思い出の逸品だそうです。
そして、もうひとりコレクターさんから送られてきた荷物には、
ニコライバさんの今は描かない幻のデザインが。
ニコライバさんは、今は民族衣装を中心に制作していますが、
以前は民族衣装以外のデザインも数多くありました。
でも今は、それらをつくることはありません。
以前、ニコライバさんに訊いたところ、
「昔つくっていたデザインは、そんなに気に入っていないから、
もうつくりたくないし、つくることもないだろうね」と言っていました。
そんな幻の作品が何個も入っているのですから、
驚嘆を越えて、憧憬にも似た溜息があがりました。
今回、写真撮りのために借りた作品は、
コレクションのほんの一部だと思います。
(きっとご自宅には、さらに貴重なもの、逸品、珍品、奇品が
棚に並んでいるにちがいない)
そう思わずにはいられない、作品ばかりでした。
よい作品をお貸しいただき、ありがとうございました。
(写真は本文と関係ありません。
ちなみにコブロフ工房にあった商品化にならなかった作品群です)


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