武田百合子「犬が星見た」

先日、何気なく新聞を読んでいたら
ロシア発「サウナであやまって熱湯に入り2人死亡」という記事があった。
サウナから出て水風呂や雪山に入りたいのは世の常だが、
しかし熱湯に飛び込んでしまうとは、
何とも痛ましい事故である。
ここで「何で水かお湯を確かめて入らなかったの?」と疑問を抱くのは、
まず湯加減を見て、ゆっくりと足から入るのが
日本人の常識となっているからであり、
ロシア人というより寒い国で生活する人々には、
お湯が張られている自体が信じられないという印象であろう。
・・・・などと、ぼんやり考えていたのだが、
そのような生活文化の違いを、
頭のなかで難しくこねくり回して考えるでなく、独特の嗅覚と感性で
ロシア旅行(この本が書かれたときはソビエト)を書いたのが、
この武田百合子『犬が星見た』です。
ロシアを旅行した経験がなくても、海外旅行を経験した人ならば、
誰もが感じるようなことが端的な言葉で書かれている本です。
もちろんロシア旅行経験者ならば、そうそうと膝打ちしたくなります。
興味がある方、ぜひ一読を。
(店主YUZO)
3月 12, 2010 店主のつぶやき | Permalink

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