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2010年3月12日 (金)

武田百合子「犬が星見た」

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先日、何気なく新聞を読んでいたら

ロシア発「サウナであやまって熱湯に入り2人死亡」という記事があった。

サウナから出て水風呂や雪山に入りたいのは世の常だが、

しかし熱湯に飛び込んでしまうとは、

何とも痛ましい事故である。

ここで「何で水かお湯を確かめて入らなかったの?」と疑問を抱くのは、

まず湯加減を見て、ゆっくりと足から入るのが

日本人の常識となっているからであり、

ロシア人というより寒い国で生活する人々には、

お湯が張られている自体が信じられないという印象であろう。

・・・・などと、ぼんやり考えていたのだが、

そのような生活文化の違いを、

頭のなかで難しくこねくり回して考えるでなく、独特の嗅覚と感性で

ロシア旅行(この本が書かれたときはソビエト)を書いたのが、

この武田百合子『犬が星見た』です。

ロシアを旅行した経験がなくても、海外旅行を経験した人ならば、

誰もが感じるようなことが端的な言葉で書かれている本です。

もちろんロシア旅行経験者ならば、そうそうと膝打ちしたくなります。

興味がある方、ぜひ一読を。

(店主YUZO)

3月 12, 2010 店主のつぶやき |

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