前向きにロシア語
本当にこの発音でいいのかな?という疑問さえ抱くことなく、カタカナ・ロシア語を復唱する。だいたいж、ф、дのような文字は、苦手だった化学記号か、宇宙から暗号のようにしか見えない。
おはよう=ドゥブラェ・ウートラ。
会社に着くなり、誰かれ構わず挨拶する。みんな怪訝そうな顔をするが、とりあえず日本語でおはようと応えてくれる。(うちの会社は人が良いのです)
語学は恥ずかしがっていては覚えられないんだよと肝に銘じながら。
「さよなら=ダスビダーニャは、ナスビダニャ~と覚えれば良いって、誰か言っていたよね」
「言っていた、言っていた」とあくまでも前向き。
そして覚えたてのロシア語を、知り合いのロシア女性のところに話にいく。
オリガさんは優しい人で、仕事の手を休めて、ふたりのカタカナ・ロシア語を発音が良いとほめてくれる。そして簡単な挨拶文を教えてくれる。
「それだけわかれば大丈夫よ!!だいたい日本人は東京の地下鉄を乗りこなしているんだから!」と激励の言葉。
東京の地下鉄は、ロシア語級の複雑さなのか!?
(つづく)
最近のコメント